ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

アクティブラーニング

子どもが無理なく読み書きするための必要なことを考える

一年の授業のまとめを目指して生徒は活動中。 子どもたちの活動の輪の中に入れないで手持ち無沙汰に時間を持て余しているときに*1、どうしたら子どもたちがストレスなく向き合うことができるのかなぁということを考えていた。 この一年間の活動を振り返ると…

斎藤孝『新しい学力』の問題点

非常に頭にきている。 ただ、その怒りは個人的なバイアスがかかっていると言われても仕方ないので、冷静に客観的に考えても問題がある点について列挙し、簡単にコメントをつける。 新しい学力 (岩波新書) 作者: 齋藤孝 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 20…

生徒は授業に何を求めている?

本番はラスト。

溝上慎一先生によるアクティブラーニングの解説サイト

先日、京都大学の溝上慎一先生が以下のようなサイトを開設されたそうです。 溝上慎一の教育論

PISAや探求学習に関する新聞記事など

PISAと探求学習について

「活用」をどう授業する?

テストの採点とその反省もあらかた終わりました。 www.s-locarno.com やっぱり採点をしていて思うのが、どうしても「授業でやったことが力として生きているかが自信を持てない」ということです。この辺りには「活用」に関わる考え方が問題になってきそうな気…

【書評】『なぜ「教えない授業」が学力を伸ばすのか』をどう捉えるか

「教えない授業」について論じました。

アクティブラーニングの時代に学校は時代錯誤か

こんな記事を見た。 www.huffingtonpost.jp 下着の色まで指定するような指導が未だにあるんだ……という印象。

教えることとできるようにさせることの差は悩ましい

授業をしてみての雑記。 普段の授業は、できるだけ長いスパンで考えて、じっくりと読んだり書いたりする時間を取るような形で授業をやっているのですが、お仕事としてたまに入試の受験指導として問題の解説をするのです。 その時の生徒のリアクションや自分…

【書評】西岡加名恵先生の新刊は評価を学ぶために必携かも?

自分は大学・大学院と勉強不足が祟って、「評価」に関する知識がかなり弱いです。 そのため、アクティブ・ラーニングの流れで「カリキュラム・マネジメント」が強調されることもあって、評価についてもいよいよ勉強しなければいけないなぁ…と思っています。 …

協働学習をやるときに使いたい「まなボード」

ちょっと宣伝っぽいのですが、便利なので詳しくご紹介。 近年のアクティブ・ラーニングの流れもあって、クラス内で協働学習をやることは多いかと思います。 そんな時に、便利なツールとして「まなボード」というホワイトボードが便利です。 www.izumi-cosmo.…

【失敗しない!】この本なら大丈夫!アクティブ・ラーニングを考えるために読みたい本のまとめ【25冊+1冊】

アクティブ・ラーニングを始めたいという人が迷わず自分に必要な本を選ぶために読んでほしい記事。

教員がアクティブ・ラーニングを始めるよりも先に読むべき一冊

今週のお題「プレゼントしたい本」 「プレゼントしたい本」と言われるとどうしても自分が信じていることを伝えてくれるような本になる。 今、教員としてほぼ新米ながらも、生意気にやりたいことをやろうと思っている原動力の奥底には、どうしても「大村はま…

データで教育を読み解く……のは慎重であるべきでは?

こんな記事を見つけました。 f-sekiya2005.cocolog-nifty.com 日本経済新聞の記事で紹介されている「アクティブ・ラーニングに効果がある」という主張に対して疑問を提示している記事です。 何の効果をねらっての「アクティブ・ラーニング」なのかをはっきり…

【書評】『「アクティブ・ラーニング」を考える』は今年中に読んでおきたい一冊かも

「アクティブ・ラーニング」を考える 作者: 教育課程研究会 出版社/メーカー: 東洋館出版社 発売日: 2016/09/02 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る ちょっと手間取りましたが、今週中に読み切ることができたので、簡単にレビューを書いておきます…

授業における二つの「活用」に関する整理

昨日の記事で「活用・探究」の際について簡単にまとめてみた。 s-locarno.hatenablog.com その中で、市川先生の「習得のための活用」と「探究のための活用」があるのではないかという意見を紹介し、その内容について、安彦忠彦先生が整理されていることを簡…

教科指導における「活用」に関する覚書

現行の指導要領では「 思考力・判断力・表現力等」を「習得・活用・探究」のプロセスの必要性が述べられている。 今までは「習得」に大部分の比重が置かれていたことに対して、「活用・探究」という活動を充実させていくことの重要性が言われているわけだが…

【書評】最強のアクティブ・ラーニング?

※写真は最強のイメージです。 なんだか誇大広告みたいなタイトルになりましたが、雑誌そのものがそういう名前だから仕方ない(笑) 小一教育技術 8月号増刊 史上最強のアクティブ・ラーニング読本 2016年 08月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2016/…

【書評】アクティブ・ラーニングで国語の授業を作る?

考えがまとまりきらないので手短に。先日発売になった、筑波大附属小学校の先生方が中心となって編集している国語科教育関係のアクティブ・ラーニングの本が出ました。 子どもと創るアクティブ・ラーニングの国語授業 作者: 全国国語授業研究会,筑波大学附属…

国語教育はいままでもアクティブ・ラーニングだったか

あまりに大きなタイトルをつけるのもどうかと思うのだけれど、言いたいことはこんなことなので…。 まあ、大掛かりにやるとエライ大掛かりな話になるので、今のところの自分の考えの整理として書くくらいなものとしてみてください。一応、参考になりそうな文…

「好きなことを、とことん学んでいい」プロジェクトベース学習の魅力

昨日の記事でこれからの時代の「よい教育」の一つのあり方に「個別化・協同化・プロジェクト化」という考え方があるという、苫野一徳先生の考えを紹介しました。 www.s-locarno.com その中でも予告した通り、「プロジェクト」に基づく学びの方法について、少…

【書評】続・『公教育をイチから考えよう』を読んで考えること

昨日の続きです。 www.s-locarno.com 今日は、苫野一徳先生のパートに関しての紹介と考えたことを書いていきたいと思います。 公教育をイチから考えよう 作者: リヒテルズ直子,苫野一徳 出版社/メーカー: 日本評論社 発売日: 2016/08/12 メディア: 単行本 こ…

【書評】『公教育をイチから考えよう』を読んで考えること・その一

昨日のブログで、教育新聞の安彦忠彦先生の記事に基づいて、日本の教育が子どもを主体としたカリキュラムから社会からの要請を重視したカリキュラムへの変化することの問題点について思うところと、アクティブ・ラーニングですら画一的になりそうな日本の教…

アクティブ・ラーニング時代の教育の主体とは

去る八月一日に次期学習指導改訂の審議のまとめ(案)が出された。 自分もそれにちなんで「アクティブ・ラーニング」について思うところを記事にしている。 www.s-locarno.com もちろん、自分のような素人がどうのこうの言うまでもなく、然るべき専門家から…

国語科教育とアクティブ・ラーニングの微妙な関係

ありていに言えば昨日の続きです。 s-locarno.hatenablog.com まあ、あまりごちゃごちゃ引用しても疲れるので、思い付きをつらつらと…。

アクティブ・ラーニングという言葉遊び

巷で「アクティブ・ラーニング」(以下面倒なのでAL)という言葉が流行しすぎて、いろいろと面倒なことになっているなぁ…という印象が。というか、自分もその流れに加担するような真似をしてしまっているのだけれど。 s-locarno.hatenablog.com しかし、ちょ…

休憩そして勉強再開ということで

ようやく少しずつ体力が戻ってきたので、自分の授業のための勉強を再開しようとしてます。やっぱり、勉強してきたことをちゃんと活かさないと外に出ていったことに意味がないですからね。 ただ、そんな中でKindle Unlimitedに引っかかって先に中々な進まない…

アクティブラーニングとキャリア教育 ~高校教育フォーラム感想~

アクティブラーニングとキャリア教育という二つの事柄は、あまりに現在では話題になりすぎて食傷気味であるのも事実です。 しかし、一方で今回の高校教育フォーラムでのお話を聞いて、「これは大変なことになる」ということを強く感じているので、とりあえず…

高校教育フォーラム二日目の感想【未整理】

昨日に引き続き、今日の内容について箇条書きのように感想を書いておきます。午後は帰りの新幹線のために途中で帰ったので、午前中の内容までです。

失敗事例から学ぶために

アクティブ・ラーニングがどのようなものになるのかは、これからの検討事項なのでしょうが、あまり熱意や思い込みで授業をやられたくもないのです。 授業を失敗して不利益を食らうのは、教員ではなく子どもである。少なくともすでにある失敗からは学んで同じ…

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