ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

定期考査が佳境です…

Test

いやぁ…考査の作問が煮詰まってきてます。

生徒の作品を添削したうえでアドバイスし、その中で見つけた弱点や聞きたいことを作問しているのでどうしても毎回ギリギリの作問になりがち…。

s-locarno.hatenablog.com

いつ作る?考査の問題リターンズ

一貫した指導という観点からするのであれば、単元を始める前に考査を作っておく方がベターかもしれないですね。

例えば、『学び合い』のガイドブックには、テストを先に作ることで、授業の課題を作っていくことをおススメするような記述があったりもします。 

ちゃんと試したい力(=その時期に身につけてほしい力)を定めて、一回一回の授業をどうやってやっていくべきなのかを考えていくのは合理的です。

でも、その一方で授業の中で生徒がこちらの想定以上に成長していくことや授業をやったからこそ出てきた「生」の反応を考査に活かしたいと思うのです。

今回もやっぱり自分の考査については、生徒との添削などのやりとりの中で見つけたことを作問に活かしているので、これほどまでギリギリに制作しているのです。

でも、ちょっと心配なのが、こうやって考査を作っていると、積極的に添削を受けに来てくれる生徒とまったく添削に来ない生徒との間で温度差ができてしまうんじゃないか。本来、試すべきことは授業での成果であって、課外の質疑応答で身につけた力ではないはず。いや、質疑応答まで勉強だってつっぱねることもできるけど。

授業でやった文章?それとも初見の文章?

国語科は特に悩みどころだと思いますが、授業でやった文章を出すことがいいのか、それとも初見の文章を出すことがいいのか……どう思うでしょう。

個人的には、授業でやった文章を出すことが、授業内容を暗記すればいいという勘違いを生徒に教えることにつながっているんじゃないかと思う節もあるので、できるだけ初見の文章を出したいなぁという気持ちが強い。

テーマであったり読み方であったり、授業で学んだことを応用していくときちんと読めるような考査のほうがいいよなぁと思う。

ただ、一方で「考査」が推薦入試に絡んだりすることがあるため、「授業をまじめにやった生徒が評価されるように作る」ことや「地頭の良さだけでは解けないようにする」ことを無言の圧力として感じたりすることはあるわけで……。

また、入試を無視するわけにもいかないのが中途半端な進学校の運命なわけで……。あまり役に立たないと思われることばかりやっていると、生徒の方に「捨て」られる。

採点の手間…

自分の考査は意地でも記述問題で出している。そのために解答用紙が両面印刷……。こんな荒業をできるのは、自分一人でコースを丸抱えしているからということは大きい。

多くの場合、これだけの問題を出そうとしても、担当のほうが「採点できない」と却下されてしまう。

いや、子供のためなんだから頑張れよ……とも思うが、無理強いするのもおかしな話。

そもそも、教科に対する価値観が違うとバカみたいな話で喧嘩したり(以下略

 

考査が始まるまでは倒れそうです。

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