ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

センター試験を迎える生徒たちへ

Examination

別に今年は受験生の指導をしていませんが。

一年とは早いものだなぁという感想とともに雑記。

背伸びをするから不安定になる

センター試験は万遍なく色々なことが聞かれる試験です。だから、あわててごまかそうと対策を始めても間に合わないし、今までやってきたことがほぼいつも通りに結果に反映されます。

だから、明日の試験では実力以上のことを望もうとして舞い上がってしまえば、実力さえもまともに出せないで試験は終わることだろう。

開幕一番の試験としては、その後に与える影響が大きいのだけど、それは誰にとっても同じだからこそ、落ち着いて試験に臨んだほうがいい。

明日に限って、勘が冴えて正解を大量にマークできるなんてことは起こらないし、起こったとしても明後日の試験でたぶん帳尻があってしまう。余計なことを期待しないで、淡々といつもの練習のように解くほうが無難だ。

ま…どうしても「あと何点必要か」と考えてしまうのだけど、捕らぬ狸の皮算用をしてもいたずらに不安を煽ることだけです。国語で失敗したから英語をミスできないなんて思って試験をしたら大失敗の確立を上げるだけだ。

最後まで解きましょう

解けない問題は解けないし、基礎的な問題は簡単に解けるのがセンター試験。センターで大事故が起こる一番の理由が時間配分を間違えることだ。

こんな言い方するのも冷たいけれども、もう問題を見た瞬間に回答のイメージができない問題は詰んでいる。そんな問題に出会ってしまったら、潔く諦めて解ける可能性が高い問題を丁寧に解くべきだ。

もちろん、問題を捨てるという発想は怖いことなんだが、「できないものはできない」のがセンター試験だ。解ける可能を高める仕事は昨日までにやるべきことだ。だから、明日にやるべき仕事は、解ける可能性のある問題を丁寧にことだけ。

平均点はそれほど大きく変わらない

センター試験を受けてみると、問題が難しくてさっぱり解けなかったり逆にびっくりするくらい解けてしまうこともあるのだけど、結局、全教科が終わってみれば平均点は大きく変わらないものです。

だから、一教科一教科で一喜一憂するべきではないのです。

解けない問題を引きずって「合格まであと何点か」なんてやりだすと、もうダメですよ。

周りに頭のいい人はそれほど多くはないです

試験会場、なんだかアホなやつに限って「あれが正解だった!」と叫んでいるものです。そして、その答えに限って不正解だったり(笑)

高校生だと学校がまとまっていたりするので、クラスの成績がいい人がそんな話をしていると気になって仕方ないだろうけど。まあ、同じ学校で自分より成績が良い人に明日たまたま勝てるようなことはないのであきらめましょう(笑)

まったく自分と無関係の人が騒いでいたとしても、まあ、平均点の分布の通りです。本当に抜群にできる人は一喜一憂するほどセンター試験に熱量かけていません。

だから、丁寧に自分のことに取り組みましょう。

それでも緊張してしまう人へ

緊張していることを自覚するといいでしょう。1から10までのどの段階の緊張なのかを考えてみると、死にそうになるほど緊張は案外していないものです。

頭の中が真っ白になったらまわりの緊張している人を観察してみましょう。周りを眺める余裕ができれば、気持ちも多少落ち着くはずです。

ま、一年は案外短いよ(笑) 

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