ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

とある同窓会の様子

Farewell!

とある高校の同級生が数年ぶりに旧交を温めていた。

※この物語はフィクションです。

人生いろいろ

「結局、同窓会には間に合わなかったがみんな元気だったか?」

「いやぁ…Mはインフルエンザで来れなかったって」

「まあ、流行っているからね……そんなことは聞いていないって(笑)」

「いや、元気と聞かれたから(笑)」

「変わりなく、大病することもなくいた?」

「あー………Tさんが子ども産んだって」

「それはめでたい」

「いやぁ…そうでもなくて、結局、子どもを育てるために退職したってさ」

「はあ?あれだけいい大学にいったのに?部活も途中でやめて」

「旦那の仕事で海外に行くんだってさ」

「ふーん……。それで本人は満足なんだって?」

「さあ…?そこまでは踏み込んでは聞かなかったけど」

「もったいないと思わなかったのかね。あれだけ優秀なのに」

「人生いろいろってことだよな」

「もったいないね」

人生いろいろ2

「そういうお前は元気なの?」

「ま、元気だね。月一で病院通いだけど」

「それは元気というのか……」

「思い通りに体が動くのだから、元気というものです。…そういうそちらは?」

「太った」

「食欲があるならいいじゃないか」

「いや……飯は食えなくなったんだが…太りやすくなった」

「嫌なこと言うな……」

「あと、仕事、変えるわ」

「なぜ、そちらから言わない!!」

「いや、言い出しにくくて。」

「で…何で?」

「やる気がなくなった。」

「やる気ねぇ……仕方ないな」

「そう、仕方ないもんだよ。」

変わったのか変わらないのか

「そちらはまだ教員やっているの?」

「失礼なことを言いやがる」

「授業中、教師を泣かせた」

「記憶にございません」

「思い出の学校行事は?」

「記憶にございません」

「まだ教員やっているの?」

「失礼なこと言いやがる」

「自分の胸に手を当てて聞いてみろ」

無意識に置き去りに

「相変わらず、ノリがいい加減だな」

「まあ、生まれながら、こんなものだ」

「そんな教員でいいのかい?」

「いいのです」

「でも…あれだね?」

「なんだね?」

「同窓会であってきた同級生たちがあくせくしていたのに」

「そういうことは聞きたくなかった…」

「それなのに、お前は自由でいいなぁ」

「まあ、気楽な商売ですし」

「ま……そういうことにしておこう」

「うむ」

「そうそう…変わったと言えば」

「なんだね?」

「質問を重ねたり本音を見せなかったり……随分、教員っぽくなったな」

「それは不本意だ」

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