ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

今の生徒に人気の本は何?~コメント欄と今週のRWから~

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先週、こんな記事を書いたら少し反応をいただけました。 

s-locarno.hatenablog.com

自分が忘れていたものや意外な作品もあったので紹介してみようかと思います。

また、今日のRWで新しく見つけた流行りの本もあったので紹介してみようと思います。

今週のRWから

今週のリーディング・ワークショップで流行っている本はまた少し変わっています。 

伊坂幸太郎を忘れていた

重力ピエロ (新潮文庫)

重力ピエロ (新潮文庫)

 
ゴールデンスランバー (新潮文庫)

ゴールデンスランバー (新潮文庫)

 
フィッシュストーリー (新潮文庫)

フィッシュストーリー (新潮文庫)

 

すっかり見落としていましたがid:Rabbitstudyさんのコメントにもあったように伊坂幸太郎は人気が高いです。

東野圭吾の作品と比べて、自分の好みはどっちかということを考えている生徒が多いのが印象的。また、森博嗣と比較して伊坂幸太郎の方が好きと言っている生徒もいたりと、比較して自分の好みを探るということが実践されているのが、RWの中の成長として見て取れるのは嬉しいですね。

有川浩も忘れていた

植物図鑑 (幻冬舎文庫)

植物図鑑 (幻冬舎文庫)

 
レインツリーの国 (新潮文庫)

レインツリーの国 (新潮文庫)

 
三匹のおっさん (新潮文庫)

三匹のおっさん (新潮文庫)

 

映像化作品が多いので有川浩もやはり人気が高いです。やっぱり東野圭吾と比較して……という読み方をする人が多い。

ぼくたちと駐在さんの700日戦争

ぼくたちと駐在さんの700日戦争〈1〉(小学館文庫)

ぼくたちと駐在さんの700日戦争〈1〉(小学館文庫)

 

この作品は自分は全く知らなかったのだけど、生徒が気分転換に読んでいることが多い。少し調べてみるとブログが元ネタ?らしい。

内容は「他人に横から見られるとにやにやしているのが気持ち悪いと言われる」くらいには面白いらしい。

コメント欄から

この前のコメント欄で教えてもらった作品を紹介。

id:Rabbitstudyからおススメしてもらった南木佳士の『家族』 。 

家族 (文春文庫)

家族 (文春文庫)

 

うちの図書室になかったので、どうにかして手に入れてみようかと思います。 

幸福な食卓 (講談社文庫)

幸福な食卓 (講談社文庫)

 
温室デイズ (角川文庫)

温室デイズ (角川文庫)

 

瀬尾まいこも確かに生徒が読んでいるのをちらほらと見かけます。やっぱりこの世代に響く何かがあるんだろうか?

中学教員さんからのおススメとしては 

ぼくは明日、昨日のきみとデートする (宝島社文庫)

ぼくは明日、昨日のきみとデートする (宝島社文庫)

 

などの映像化作品は確かに生徒がよく読んでいます(逆に自分は手を出さないんだよなぁ…反省)し、 

「弱くても勝てます」―開成高校野球部のセオリー―

「弱くても勝てます」―開成高校野球部のセオリー―

 

や 

スラムダンク勝利学

スラムダンク勝利学

 

などの部活物は確かによく読まれています。野球部や元野球部の生徒は 

なぜか結果を出す人の理由 (集英社新書)

なぜか結果を出す人の理由 (集英社新書)

 

などのノムさんが人気ですね。 

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

 

は、学級文庫に入れているのですがよく借りている様子を見るとやっぱり人気なのですね。

生徒の様子の変化が

能力的な側面は成果を慌てすぎないという意味でもあまり言わないけど、読書の取り組みという面でちょっと変化が見られます。

毎週、月曜日にRWがあるのが分かっているので土日で本屋に行くようになったという生徒がいたり、新聞の書評欄を見るようになったという生徒がいるのは嬉しいものです。

また、読書グッズを買って、読書の気分を高めている生徒がいます。例えば、 

のようなブックチャームを買ってみたりブックカバーで少し高いものを買ってみたりなど、読書と併せて使ってみたいなぁというグッズを買っているのは面白いと思います。

こうやって、少しずつ生活の読書が紛れ込んできてくれるといいなぁと感じます。

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