ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

お祭りが始まる

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明日から本校は文化祭です。

おかげでもう上から下までてんやわんやです。

手を出さない、手を出せない

自分のスタンスとして行事は生徒が自分の責任でやれることをやればよい、に尽きる。

そもそも自分が高校時代にろくに学校行事に協力しなかったからこそ、生徒にいったいどんな顔して対応すればいいかわからない(笑)。自分ができないことは他人には要求しないというのが、もっとも根本的なところだからね。

事故が起こらないことだけ注意して見ておいて、あとはもう野となれ山となれというスタンス。

もうちょっと手伝ってあげたりしなければいけないかなぁと思うけど、傍観くらいしかできません。色々なところに適当に顔を出して生徒の邪魔をするくらいです。

生徒のスキルの方が全然優れているので邪魔にしかならないのです。

もめるよ、そりゃあ

事故になることについては先回りしてしつこいくらいに注意するのだけど、それ以外は何も言わない。

仕事の偏りだとか不公平な様子なんかも、全然外側にいることでかえってよく見える。

ちょっとリーダーで頑張っている子たちがかわいそうに思うこともあるけど、自分が介入してしまうことは、結果的にはあまりよくない気もする。

結局、ちょっとした歪みやバランスの悪さというのは、普段、見えてこない問題点であって、それを教員の介入で解決したように見せてしまったら、臭いものに蓋をする方式の問題の棚上げにしかならないのだろうなぁ…。

まあ、そんな建前を脇に置くとすれば、大人から介入されることで学級に縛り付けられることの煩さに息苦しかった子どもの頃の自分を見ているのかもしれない。教員として健全なのかはわからない。

でも、こうやって大人数が、まったく考えていることが違って、抱えている事情が違う人同士で何かをしようとすれば、もめるよ、そりゃ。

もめないで上手くやることもできるかもしれないけど、不満はなくならないさ。

不満に腐っても、上手に折り合いをつけて成果を残して、最後にそれなりに和解して丸く収まるならいいんじゃないかな。

喧嘩して空中瓦解してしまったのであれば、また、一からクラスをやり直そう。

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