やっと生徒から成果物が提出されました。今回はDropboxのファイルリクエストでwordで提出してもらいました。
生徒にとっては慣れていないパソコンでの作業であるので、見てみるとかなりミスが多いなぁ…と思う。
指示を守れないのではなく
今回はファイルの提出をクラウドを使って求めているので、「学習のてびき」はかなり細かく指示を出したのですが……いやはや、果たしてこちらの予想の斜め上をいくようなことをしてくれる。
- 英数に全角半角が混ざる
- 指定した用紙サイズではない
- 機種依存文字で文字化けしてどうにもならない
- 指定した種類のファイルではない(wordではなくキングソフトとかね…)
- レイアウトをスペースで無理矢理やる。
- ヘンな改行
- ファイル名の指定を守れない。
- 拡張子をいじっておかしなことになっている
などなど。
まあ、想定内なんですけどね。ただ、ちょっとネットで調べれば自己解決できる程度の問題であったので、そこまでは粘ってほしかったのだけど……まあ、仕方ないか。
しかし、こういうミスというか変に面倒をしてしまうのは、ひとえに慣れていないからということに尽きる。もう少し「てびき」を詳しくして置けば防げること……だともあまり思わない。自分で文章をwordなどを使って書いていれば、上記のような不思議な面倒を起こす確率はグッと減るだろうと思うし、そもそもこういう面倒を起こす人に分厚いマニュアルを渡したところで読まないだろうなあと思うので、たぶん、仕方ない。
自分だって別にパソコンに詳しいわけではないが、日常的にwordを使っているので余計なミスをすることが少ないだけである。
やらせてみないと分からない
結局、こういう「できないこと」ってやらせてみないと分からない部分もあるよなあと思う。いや、やるまえに「こういうことはできない」とちゃんと見取って手立てをあらかじめ用意することも重要なのだと思うけれども、実際、こちらの想定通りにいかないことなんて普通にある。特に一人一人がどの程度できるのだろうかということに注目するほど、こちら側の想定を大きく超えてしまう。
正直、思い通りにならないことに対しては、こちらの期待を下回るような反応をされた時には、イラっとする(笑)。いや、怒ってもまったく意味がないから、瞬間的にイラっとして終わりにするほうが多いですけど。自分が悪いのだけど、まあ、イラっとするもんはイラっとする。
でも、結局、生徒のことを上手に見取れていなかったと反省するべきなのだろう。もちろん、クラスの平均でみるのであれば、それなりに想定内の範囲に収まることの方が多いのだけど、個人個人が気になってくるとまったく予想なんてできなくなってくる。
授業って誰のためにあるのだろうと思えば、一人一人に焦点を当てるべきである。こちらの想定通りに動かすために授業をしているわけではない。
やっぱり、こちらが予想できないような子どもたちのリアクションを受け入れていかないといけないよな。そうなるとやっぱり徹底して生徒一人一人に何をやるかを委ねて、そしてとにかく実際にやらせてみることに時間をつかなければいけないのだと思う。
授業を無駄に使いたくない。