ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

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ICTと授業設計

ICT - Kingsway Online

なぜか新年の土曜日に強制出勤です。三連休なんてなかった。

そんな中、新年になってICTの話題がやたらと目についているので、少しだけ触れてみようかなあと思う。今日は疲れたので話題を投げる程度で……。

最近のニュースより

一つ大きなニュースとしてはこれ。

www.nikkei.com

いわゆるBYODの形で授業にICT機器として個人のスマホを持ち込ませようという発想。コスト削減のために家庭に寄りかかるなよ…と思う反面、現実的なスマホの普及率を考えれば、使えるものは使うというのはありなのでしょう。

スマホ一つあれば、極端な話、教員を飛び越えて「本物」の情報にアクセスすることができるわけです。授業のあり方を大きく変えるだけのインパクトを秘めているといえるでしょう。

そもそも論として、「臭いものには蓋をする」方式でスマホを子どもから取り上げたい学校が多いわけだから、それに対しても行政の方から「スマホなんて使って当たり前の時代だろ」という外圧になっている点も大きい。図らずも、世間と学校の感覚の差が出ているような感じでもある。その意味でも、かなり学校は試されそう。

気になることは…

もちろん、個人的には大賛成なのだけど、気になることもある。

この記事には書いていないので全く何を目的にしているかは見えにくいところであるけど、「何のために」ということをしっかりと現場からでも上からでもいいのだけど、根付かせていかないと、痛い目に遭うことになる。

少なくとも、スマホを持ち込んでやらせることが、何となく調べものをしましたとか、何となく写真を撮りました、何となくクリッカー使いましたでは、そのうち使わなくなる……というか、別にスマホを持ち込ませる意味がない。

個人の端末でしかできないことを、そしてICTじゃないと実現が難しいことをやらなければいけない。

非常に抽象的な言い方をしたけど、大人が社会の中でICT機器でないとできない仕事を少なからずしているのだから、そのようなことを学校という文脈に置くという話ではないかと思うわけです。ざっくりといえば。

あと、考えるべきこととしては

「ICTを活用した教育の推進に関する懇談会」報告書(中間まとめ)の公表について:文部科学省

を見ると、ちょっと古いので、もう少し今は考えることは増えている気もしますがだいたい書いてあるのです。

例えば一例としてこういう図が資料にあります。

f:id:s_locarno:20180106210136p:plain

「ICTを活用した教育の推進に関する懇談会」報告書(中間まとめ)より

これをみると明らかだけど、多くのICTの活用という文脈でイメージされて話題になっているのがAのレベル。最近、Bに類するものをを見るようになってきているけど、それらも一斉授業の補完としてイメージが強い。

Cについては「画面に写す」ということはやっているというかもしれないが、上図であれば「議論して整理する」という使い方や「グループで分担・協働」という使い方はほとんど見られない。

根本的なところで、ICT機器を補完の道具としか見ていないのだろうといえる。実際に、何か、ICTでなければできない成果物を求めるような授業づくりにはなっていない場合が多い。

もちろん、そのような授業は一体どのようなものなのかということや、それを行う意義が何かということ、そして最後にそれによってどんな力をつけたいのかなどは、今後、煮詰めていかなければいけないことなのでしょうから、ここでは何も言わないでおきます。しかし、それを考えるのは授業をする側が、授業をする前までにしておくべきことだとは強く思います。

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