ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

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小中学校の学習指導要領解説編が揃う

だらだらとしていて、つい買いそろえるのが遅れていましたが、本日、次期学習指導要領の小中の解説編の冊子を購入しました。

小学校学習指導要領解説 国語編 ―平成29年7月

小学校学習指導要領解説 国語編 ―平成29年7月

 

これで二つ合わせてワンコインである。お安い。

まあ、買わなくても文科省のサイトで見られるのですけど。

学習指導要領等:文部科学省

目に優しくないのでワンコインならさっと買ってしまおう。

高校は来年まで待つとして、とりあえず小中からゲットである。総則編やらを買い集めると主に保管の邪魔になるので、もう少し時期をみて買うことにしよう。

また随分と…

平成11年版解説編から平成20年版解説編の時にも値上げがあり、今回の29年版についても微増ですが値上げです。日本はデフレじゃなかったのかと思うような値段の推移ですが、それもそのはずで、ページ数が非常に厚くなっています。

例えば小学校版でありますが、平成11年度版がA5サイズ190ページだったものが、平成20年度版ではA4サイズ150ページ、そして今回のはA4サイズで約250ページとなっています。平成11年度からすればざっくりと計算すると分量が約3倍になっているわけです。やることは三倍になっているのに教員の給与は据え置き……。

まあ、それはいいんだが、これだけ分量が増え、質的にも高度なことが求められるようになっているなか、学校が授業以外のことに忙殺されているということは周知のとおりである。

さて、どうしてどうして、読むべきものを読まないでそこに書いてあることを理解することができるのでしょうか。読む必要がないと居直り強盗のように強弁するのは構いませんが、それで生徒に「主体的」で「深い学び」を押しつけようというのは虫があまりに良すぎますね。

とりあえず系統表を眺めましょう

自分はとりあえず今年度は高校なので直接的には小中学校は授業を持たない。だから、焦って読む必要がないともいえるのだけど、先に確認しておくべきものはあります。

それは巻末についている「系統表」です。

これは9年間なり12年間なりのカリキュラムの大きなデザインを描くために、持つべきイメージを作るために必要な作業なのです。どうしても自分の校種のこと、学年のこと、その日の授業のことで手一杯になりがちで、生徒がどのように学んできているのかという流れを意識できなくなってしまうことが多い。

しかし、そうやって生徒の学びの連続性を無視した授業を組み立てるということは、一歩間違えると「生徒は何も分からない・何もできない」という強烈な上から目線で生徒を指導することになってしまう。

系統表に書いてある通りになかなかすべてが出来てこないのも事実でしょう。しかし、どういう流れが今の子どもたちがあるのかということについて、少しの想像力を持つだけでも、変わることは大いにあるのではないかと思うのです。

本格的にアクティブラーニングでも主体的で以下略な学びでもいいんだけど、授業でやる以前に、生徒の学びの段階や過程を思い描けるようにならなければ、それはアクティブラーニングの先にある「社会へのつながり」だってできなければ、結局、生徒を上手く動かせるかどうか程度のつまらない上に的外れな不安や不満に終始した授業づくりになりかねないのではないか。

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