じっくりと考えをまとめたいので、今日のところは今、まとまるために読んでいる本をいくつか紹介とコメントをメモ書き。興味があったら読んでみてもらえると、かなり「書くこと」を中心に据えた授業設計を考えるときにヒントになる……かも?
中高の教育に関わるもの
とりあえず、中等教育での実践に関わりそうな本。
作文関係を俯瞰するのであれば、おそらくこれが一番お手軽。もしくは
これだけど、これはやや古い。
このあたりの話にこの本を組み合わせて考えている。
学びの技 (YOUNG ADULT ACADEMIC SERIES)
- 作者: 後藤芳文,伊藤史織,登本洋子
- 出版社/メーカー: 玉川大学出版部
- 発売日: 2014/11/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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これもかなりの力作の本。総合学習をかなり考えてやろうとするとこの本に行き当たるのではないかと思う。
大学でのライティングの本を組み合わせて…
んでもって、これらの話に
ここで論じられている内容を重ねて読んでいくと面白い。問題なのはAmazonで入手できるのは一月中旬であること……都内では売ってました。
組み合わせて…とはいったものの、むしろ、この本を読んで中高の授業の本を思いついたのです。
何を考えたいのか
結論だけいうのであれば、「よいレポート」や「よい小論文」を書きたくなる「課題」とはどのようなものかということやどのような授業設計をすれば「書きたい」と思って書き続けるのかということだ。
子どもの書く力が飛躍的に伸びる! 学びのカリキュラム・マネジメント
- 作者: 坂内智之,高橋尚幸,古田直之
- 出版社/メーカー: 学事出版
- 発売日: 2016/08/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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はどう書くのかということを与えて、いろいろな場面で書かせることが述べられていたけれども、上の本で注目したいのは、むしろ逆で「書きたくなるような論題」とは何かという観点。どんな「お題」を与えれば書くようになるのかという観点だ。
やっぱり「書きたくなってしまう」という点でいえば、大村はまの用意周到な準備の実践なんかは思いつくなぁ……。
5巻で挙げられている「学習のてびき」を使って、身近なことを取材してまとめさせたり、班員で作文を相互に読み合わせて徹底的に読んで分析させたりすることで、自分にしか書けないものを自分の力で子どもに書かせてしまう力がすごい。
『学生を思考にいざなうレポート課題』でどのような論題を出すかということに対する強い意志を感じられたし、具体的な手立てもよく書かれていたけど、その内容とはまの実践を比べたり組み合わせたりできそうな気がしている。
結局、国語の実践史でいうところの「インベンション」や「場」に関わる話なんだろうなぁとは思うが、イメージだけどまだ上手く自分も言葉にならん(まさに漠想のような段階)。
そうなるとこの辺も読み直すべきかなぁ…。
自分の教室に近いのはこのあたりの話だろうなぁ……。
まだ、漠然としているので、今日はここまで。そんなわけで、『学生を思考にいざなうレポート課題』の内容と中等教育の話を組み合わせていくと面白くなりそうなんじゃないかなぁとぼんやりと思っていますが、どうでしょう?