最後の単元もあと2週間。2週間といっても週に2コマしかないのでいよいよカウントダウンという感じ。
今年の振り返りということもあって、色々なデータを見直しているのですが、そこで気になるのが図書室の利用率なんです。
授業の使用回数と貸出率は比例する
勤務校の図書室の活用の状況を見直してみると、なかなか厳しいなぁと感じることがある。せっかくの蔵書数に対して貸出数がかなり少ない。
原因ははっきりとしていて、勤務校の図書室の動線がよくないことが大きい。気軽に休み時間に……という距離感ではないので、なかなか生徒の足が向かない。
それだけに、授業での図書室の使用回数を増やすと目に見えて貸出数が増える。
自分は今年図書室で60回を超えるくらい授業をしているのだけど、そのクラスの本の貸出数は他のクラスよりも年間で200冊以上多い。30人くらいのクラスなので一人当たり他のクラスよりも6冊以上は多く本を借りているという数字になっている。
図書室の本がそれなりのよいものだという感覚は、しばらく通わないとわからないということなんだろうなぁと感じる。
自習室化していると入りにくい
一、二年生の生徒からよく聞くのだけど、三年生が受験勉強を必死になってやっているのが扉から見えると図書室に入りにくいそうだ。出入りのたびに受験生に嫌な顔をされるのはあまり気分の良いものではないと。
「そんなもん気にすんなよ」と軽くいってしまいたいのだけど、子どもにとっては先輩後輩だったりするので、そういうわけにはいかないようだ。
自習室はそれほど簡単にホイホイと出てくるものではないので、図書室が自習室として兼用されるのは仕方ないとは思うけど、やっぱりイメージがよくないよなぁ…下級生には使いにくいというイメージが広がっている感じはある。
動いていないジャンルは古い
仕方ないのだけど、生徒の使用率が低い本は蔵書が古いことが多い。
限られた予算とスペースで蔵書を動かしていかなければいけないので、生徒がよく読む900番台の本の方が新しく豊富になりやすい。
思い出したように調べ学習をやらせようと思っても、利用率の低い内容だと、授業で十分な活動ができるほどの冊数が揃っていないことはある。
生徒にとって魅力的な場所であってほしい
動線も悪く、入りにくいと感じられている図書室。これをどうにかして変えていきたいなぁと思う。動線は部屋を動かすのは無理なので、気軽にいきたくなるような図書室にできないものかなぁと思う。
T-P〇INTでもあげる?スタバを併設する?
冗談はともかく近道は「授業で使いやすくして、色々な先生に使ってもらう」ということである気がする。
ラーニングコモンズではないけど、Wi-Fiであったりホワイトボードであったり、すぐに授業できる環境が増えるとよいのかな?
ま…図書には縁のない立場なのですが……。
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