新学期…授業が重い。上手く回らなかったのは自分のせい。
おかげで表にかけるようなこともなく……。
そんな中、今日、ベネッセから来ている『VIEW21』の最新号を読んだ。
タイトルからみて分かるように新学習指導要領をキーワードから丁寧に読み解こうとする特集です。
全体像からの説明はわかりやすい
答申や改訂案を読めば済む話なのだけど、そこから派生する話は少なからずあるので、一度に要点をまとめて解説してくれている資料は、忙しい教員にとっては便利なものである。
どうしても今回の改訂は「アクティブ・ラーニング」という言葉が先行してしまい、他の要素に関しては見えにくくなってしまっている。
特に「カリキュラム・マネジメント」についての議論はアクティブ・ラーニングと同じくらい重要な観点であるはずだが、教員が直接かかわる授業からはやや遠いこともあって議論がほとんど上がってきていない。
しかし、この資料では最初に改訂の全体像を図示して説明しつつ「社会に開かれた教育課程」についての説明がなされているので、再度、きちんとカリキュラム・マネジメントについて見直すことができるだろう。
キーワードの解説は親切
全体像の解説の後のキーワード解説の並びも、今回の答申の意図を反映して重要度順になっているように思われる。
専門家が口をそろえて今回の改訂の要が「社会に開かれた教育課程」ということだというのに対して現場の教員はほとんどアクティブ・ラーニングをやるか反アクティブ・ラーニングだというような二項対立の議論をしていた。
そんな現場の教員の感覚に一旦、見直しを迫るかのような解説の順序はいいなぁと思います。
ここできちんと「資質・能力」や「見方・考え方」など、アクティブ・ラーニングの陰に隠れてしまっている重要語句を確認しておくのはよいでしょう。