明日からしばらく百人を相手に授業です。
講義形式の授業をやるのは久しぶりなので、どうもテンポが掴めないのです…。
発問―考える授業、言語活動の授業における効果的な発問―(シリーズ国語授業づくり)
- 作者: 寺井正憲,伊崎一夫,功刀道子,日本国語教育学会
- 出版社/メーカー: 東洋館出版社
- 発売日: 2015/12/09
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そもそも一斉授業ってどうやるんだっけ?
世の中がアクティブラーニングに触れてから、自分が主導して授業をすることがほとんどなくなりました。授業を生徒にできるだけ委ねようというスタンスで授業をやっていても、それで文句を言われることが少なくなった。そのおかげで自分が前に立って一時間もしゃべりたおす授業は年に数回しかしなくなった。だから、たまにしゃべり倒すと酸欠で倒れそうになる(笑)
そんなこともあって、久々に授業をやるとなると一体、一斉授業ってどうやってやるんだっけ?という気分になる。
授業自体も生徒の様子や成果に合わせて、かなり柔軟に展開しているので、年度の初めに決めていたことからは良くも悪くも変化しながら、紆余曲折しながら、授業を進めている。いや…ある程度は決めているし、行き当たりばったりじゃないんですよ……たぶん。
……シラバス通りなんて僕には無理です。いや、そもそも何をやるかを決めるのが教員なので主体的もあるのかは疑問である。たぶん、こう考えるのはプロジェクトベース学習で授業をやり続けたいと思っているからだろうなぁ…。
まあ、話がズレました。とにかく久しぶりに一斉授業をやれと言われると、どうもやりかたが迷子になるのです(笑)
塾講師をそれなりに長い間やっていたので一斉授業は感覚的にできるはずなんだけど……。
初めての人を相手に授業ができない
一斉授業の感覚がよくわからなくなって、それに伴って初めて会った生徒に対しての授業のやり方もよくわからなくなった(笑)
要するに営業活動として体験授業をやったりする機会はあるのだけど、何をしたらいいかというのがさっぱりわからなくなっている。
アクティブラーニング的なことを……普段の授業と同じことを……とはいうけれども、普段の授業が、生徒たち一人ひとり状況をかなり勘案して課題を決めたり発表させることを決めたりしているので、当日まで誰を相手にするのかよくわからない状況では授業のイメージすら湧いてこない。
たぶん、自分が研修などで「では、隣の人と話し合ってみましょう」とかやらされるのが心底嫌いで、ストレスで気分が悪くなる(本気だよ!)くらいに嫌なので、そういう自分がやられて嫌なことをやりたくはないのです。
体験授業なんかでグループワークや発表やらせる先生を横目で見ていて「よくやれるな…」と人知を超えた恐ろしさを感じます。じゃあ、何で普段の授業で協働だとかいいだして、グループやらせているんだよって言われるかもしれませんが、それは自分の責任において教室の安心や安全を確保することができるし、それが三年間なりの長期間で生徒と付き合って成長していくということに繋がると思っているからです。
単発の体験授業でグループワークだとかやって遺恨を残したら、責任が取れないよ……。恐ろしい。
まあ、結局、自分のやっていることに自信はないのです。だから、周到に準備できる毎日の授業でアクティブラーニングをやるか、さもなければ、一斉授業でお茶を濁すのです。
便利な道具はたくさんあります
値段もサイズもお手頃で入試の評論くらいならなぎ倒せる(笑)まあ、手抜きの道具になっているのだけど、お茶を濁すには便利なあんちょこなのです。
- 作者: ガー・レイノルズ,日経ビジネスアソシエ
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プレゼンテクニックなんかも一斉授業なら盛れるし(笑)
まあ、見せ方を工夫すれば、余計なというか解決しようのない悩みを抱えないで済む分、短期の一斉授業なら気は楽というものです。本気で追究するのは……今の興味ではないかな。
どんな授業をするのが好きですか
自分はやっぱりぬるま湯のような慣れた環境で、その時々のベストに苦心する授業のほうがよいです。
初めての環境や一発だけの授業はイマイチです。