ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

つまらない!

*:) *:)

今の単元は教科書の本文が簡単なので生徒の理解度は高い。だから、自分の授業としては珍しく問題演習で授業を進めている。

しかし、思うに。非常につまらん。

そもそも「ペーパーテスト」を解けたところで…

つまらんと言いながら、生徒にやらせている理由としては、模擬試験が連続してやってくるので、何かしら方法を伝えておかなければ、生徒が問題を解けないで困ることや場合によってはクレームにつながりかねないということもあって、「それはそれ」「これはこれ」というつもりでの指導である。学校のカラーとしても仕方ない。

しかし、ただペーパーテストを解かせることによって、どんな国語の学力がついているのかはよくわからない。まあ、それっぽいことを並べることはできるけど、非常に限定的でペーパーテストのみでしか使わないような読み方のルールを教える時間が単純に惜しい。

そもそもとして、問題に合わせて答えを作るためには、十分に本文が読めなければいけないのだけど、そもそもの語彙力や文章を集中して読む体力がないところで、何となくつなぎ合わせた答えでOKにしてしまうのも、木を見て森を見ずのような感じがして嫌だ。

一番手っ取り早く問題を解けた気に生徒を乗せるのであれば、チョーク&トークで解説してしまうのが手っ取り早い。

そうして、何ができるようになるのだろう?

授業がツマラナイ

生徒にとっての必要性や学習材自体の持つ面白さを活かすこともなく、ただ与えた問題を解かせるというのは、非常に授業をしている方としてはツマラナイ。

一人一人を添削して出来を確かめて、「ここのあたりを確認せよ」とか「こういう読み方をして確かめよ」とか指導することも、「読み方」を鍛えていくためにも必要なのかなぁ?

しかし、問題演習というものは授業している方としては面白くない。ひたすら、待つだけである。まさに一方通行。正解を自分が隠しているだけで、生徒がたどり着くのは自分の想定している答えまでで、まったく想定の範囲を超えていかない。

もう、本当に小さく終わるだけ。小さく終わるだけなのに、時間ばかりかかって仕方ない。

たぶん、『学び合い』で生徒を見守るという方針でやったところで、そもそも課題の悪さに嫌になるだろうと思う。

一方で…

自分が嫌になっている一方で、生徒の方は一生懸命である。

一生懸命にやってくれているだけに余計に自己嫌悪するのだけどね……。

また、こうして「一人で勝手にやる」タイプの課題を久々にやらせたところ「自分一人でやればいいことでよかったです」と言われてしまったのも、嫌な感じである。

これまでの授業で「自分一人でできることの範囲で満足されては困る」ということを伝えてきたつもりなのだけど、こういうつまらない課題で勉強しているつもりになられるのは……何だかね。これまでは何だったのでしょう。

たまにこうやってつまらないことをやると、普段の自分もろくなことをやっていないのだと思い返すにはいいのかもしれません。

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