今日は法事のため一日、やることなく拘束されていたので、ひたすら電子書籍を読んでいました。こういう力を入れないで流し読みすることも精神的なリハビリにはまずまず必要。
Prime readingで無料で読めるので、気楽に楽しむにはよいものでした。
原理原則はシンプル
失った時間は決して取り戻せない。 時間を消費してしまったから追加で手に入れよう、というわけにはいかない。時間は買うことも、レンタルすることも、拝借することもできない
言わずもがな1440分とは1日、24時間を分に換算したものである。
つまり、時間の使い方をより徹底して意識して、生産性を上げようというのが本書のコンセプトだ。
まあ…よくある自己啓発本ですね。だからこそ、Prime会員ならタダで読めるわけで…。
ただ、この本は他の本に比べて時間の使い方については執念を感じるほどであるので、そのあたりは面白いところです。
ぜひ試してみるといい。紙に「1440」と大きく書いて、オフィスのドアに貼りつけるだけだ。ドアでなくても、テレビの下、パソコンのディスプレイの隣など、一番目につく場所ならどこでも構わない。そうやって、極めて限られた、非常に貴重な一日の時間を思い出すのだ
実際、職場で上司にこれをやられたらきついなとは思う。
しかし、1分間でできることの多さを考えると、「ちょっといいですか」で時間泥棒されてしまうことを警戒することの意味は大きいというのが本書の主張である。
本書では15の秘訣としているが、つまるところ、本書の主張は次の一文で要約される事態への対処法である。
今後も、やらなくてはならないこと、やったほうがよいことは常に無限にあるし、やりきれる量を常に超えている。
我々が持っている時間に対して事態はいつだって飽和している。
覚悟を持って「やらない」ということを選ばなければいけないのである。
「イエスのひとつひとつが、他の何かに対するノーを意味する。この考えを念頭に置いておくことが、私にとっては何より役立つ」 ――メラニー・ベンソン
本当にやるべきことを選べない日常である。