学会に行けなかったので、本屋で本を大人買い。20キログラムくらい。
— ロカルノ (@s_locarno) 2018年5月26日
本は冊ではない、キロで買うものである。あと四千円未満は四捨五入したら0円だからね!
— ロカルノ (@s_locarno) 2018年5月26日
そんなわけで、学会にいけなかった腹いせに本を買いました。まあ、出張のついでなんですけどね。
持って歩くのに困難なくらい本を買っても、1万円以上の購入で送料無料で自宅まで配送してくれるのだから気楽です。
だったら、そもそもAmazonで買えばいいという意見も聞こえてきそうですが、本屋に行くことにはそれなりに意味があるのです。
いっぺんに本に出会うこと
Amazonでもしょっちゅう本を買っているわけですけど、やっぱり定期的に本屋にいくことに意味があるなぁとは思うのです。
自分が本に囲まれるということで、世の中の流れが少しだけ見える気がするのです。
特に学校にばかりいると、学校の風景って十数年単位で風景が変わらないので、何だか世の中は変わらないように思えてしまうのですが、そんなバカなことはないのです。本屋に行けば分かるけど、数週間単位でもう風景が全く異なるわけで、その速さには驚かされるばかりです。
頭の中で色々な情報として聞いていて分かっているつもりでも、実際に、本に囲まれて、目で見るということに大きな意味を感じる。
本屋の風景っていいですよね。ちょうど、今日、こんな本を買ってしまったし。
だからこそ、財布の紐も緩くなるわけで、ここぞとばかりに買い込むわけです。ま……どうせ積読になるのですけど。
いつか読むだろうと積んでおけば、意外に役に立つのは国語の先生の特権ですね。他の人は場所を取るからと断捨離しなければいけないのでしょうけど、もう国語の先生は本が商売道具ですから断捨離などいらないのです。
今日、見つけた本
やっぱり流行に遅れているなぁと感じることがままある。
逆に、本屋でおススメされている本で面白そうと感じるものもたくさんある。
恥ずかしながら全然、こんな作品があると知らなかった。紹介されているのを見て立ち読みしてみたら面白くて衝動買い。
別になんの役に立つわけではないのだけど、ちょっと面白そうで買ってしまった。高校の教室の読み聞かせ…みたいなことにできないかな(笑)。教室に置いてみても面白いかな。
国語好きな子に育つ たのしいお話365: 遊んでみよう、書いてみよう、声に出してみよう 体験型読み聞かせブック
- 作者: 日本国語教育学会
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2017/12/08
- メディア: 大型本
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これは高校の教室には向かないし(笑)。
司書のお仕事―お探しの本は何ですか? (ライブラリーぶっくす)
- 作者: 大橋崇行,小曽川真貴,こよいみつき
- 出版社/メーカー: 勉誠出版
- 発売日: 2018/04/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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こういうのは表紙買いしてしまう(笑)。しかし、Amazonでは絶対に発掘できなかったと思う。実際に足を運んだからこそ見つけられたと感じる。
何だからあそんでばかりの本ですがこんな本も買いました。
新発売の本がもう書棚にたくさん並んでいるなんて……。そして、教育書であんなに棚をたくさん占領しているとは、恐るべし吉田新一郎ブランド。
それにしても、書店員さんのキュレーション能力の高さには驚かされます。こういうことを何か授業に活かせないかなぁ。
文化資本の差を感じる…
それもこれも東京の大型書店という条件がとてつもなく大きい。
地元にもそれなりの本屋はあるけれども、地下から高層階まで本がびっしりと入っている書店はない。
まあ、休日にブックカフェで本を読んで過ごせるくらいには充実しているので、恵まれているなぁと思うのですが、それでも東京の大型書店には圧倒される。
思えば、子どもの頃の地元にはこんな大きな本屋はない。まあ、用事もなかったけど。
でも、思う。こういう本屋が当たり前にある環境で過ごしているのか、それとも本屋すら近くにない環境で過ごすのかという違いを。
高校の頃は県庁所在地のあたりに通っていたので、大型の書店は通学路にあったので、好きに本を買ったり読んだりできたけど、これがなければ、本をむやみに買っておくとラッキーという感性をもって育つことはなかったと思う。
大学に入ってからは大学生協のブックストアがまた新しい品ぞろえで楽しかったなぁ…。
本屋が町からなくなっていくことの重さを感じるのでした。