ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

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出願書類づくり…AOや推薦に向けて

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補習も終わって次は夏の間に出願が始まる大学の出願書類づくりです。

数は多くはないけど、時間は掛かるなぁとしみじみと思うのです。

AOはラクな入試ではない

世の中ではだいぶ「学力低下の諸悪の根源だ!」というノリで論われやすいAO入試ですが、最近のAOについては、年度を重ねて工夫されてきたということもあって、「青田刈り」(=All Ok)ではない入試が確立しつつあります。

例えば、分かりやすく入試改革に力を入れている東洋大学の「自己推薦」型の入試の過去問をご覧ください。これはディベートですが、これに類するような志望理由書の準備がAO入試では求められています。特に国公立だとそのハードルは相当高いです……。

小論文 書き方と考え方 (講談社選書メチエ)

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まあ、最近の流れを理解するのにどうぞ。

自分が大学に勉強しているような分野であればよいのですが、そうではない分野については指導するにもなかなか手にも余るのです。結局、生徒と一緒にイチから勉強してあーでもない、こーでもないと考えていくことになります。

だから、端的にいえば「傍から見るよりもはるかに手間がかかる」のがAO関係の指導なのです。

www.s-locarno.com

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楽をするための入試ではない

適性型と呼ぶだけあって、思うに、「このタイプの入試が向いている/向いていない」ははっきりとしているように思う。自分で普段から物を考えるのが好きだったり人より多く本を読んでいたり、他の人には真似できない好きなことがある……など、少なくとも人に伝えたいと思うようなことがなければ、そもそも出願書類が書けません。

だから、生徒にはっきりと自分は言っていますが「普通に勉強したほうが近道」であると思うのです。そりゃあ、生徒からすればチャンスが一回増えるように見えるかもしれませんが……そんなに甘い話ではないです。

A4で3枚も4枚も自分のことについて語れる生徒は決して多くないです。もちろん、それを拾い集めて形にする手伝いはしますが……でも、そもそも語るべきことがないものを無理に水増しするのは因果が逆転しているでしょう。

本来、授業や学校の学びの積み重ねがこういう場面での語るべきことになればいいのでしょうが……でも、AOの課題やアドミッションポリシーを見ている限り、むしろ学校の外に興味やアンテナが向いている生徒でなければ挑戦権がないようにみえる場合が多い。学校で勉強したから興味持ちました、学校行事で楽しかったから興味持ちました……くらいでは全然ダメであって、何かに興味があるから自分から社会へと出て実の場を経験しました…という強さがなければ難しい。学校の授業と社会の断絶を感じる。

楽をしたい、チャンスを増やしたい……そんなつもりで安易に出願したいという生徒は多いのですが……。

甘くないよなぁ……。

他人に語るに値するべきことをだと自分が自信をもって語れるものを持てるとはどういうことなのだろうか。

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