積読は増えるばかりだけど、買う本の量は別に減らない。
とりあえず、最近発売されたり発売予定の本をまとめておこう。
『日本語学』が出ます
定期購読していないので、つい購入するのを忘れるのですが今月の『日本語学』も新学習指導要領絡みです。
割と今回の記事を書いている方は
高等学校国語科 新科目編成とこれからの授業づくり (シリーズ国語授業づくり)
- 作者: 町田守弘,幸田国広,山下直,高山実佐,浅田孝紀,大滝一登,島田康行,渡邉本樹,日本国語教育学会
- 出版社/メーカー: 東洋館出版社
- 発売日: 2018/08/10
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
と重複しているので、似ている部分も多い。
重複していない著者の方に注目される方が多いのも今回の特集号のポイントである。
島田康行先生、山元隆春先生、田中宏幸先生……なかなか見どころが多い。
特に山元先生の「文学国語」の論考の「書くこと」にまつわる部分は、「文学国語」の中でも面白そうだと注目を集めていた部分であり、実際にここまで深く論じたものがまだなかったので、とても参考になりました。
個人的に、一番のツボなのだ渡部泰明先生の論考だ。
『日本語学』11月号の記事の一つ。渡部泰明先生の古典教育の論考。古典のそのものの良さを当然大切にしておられながら、国語学教育の目指すところとの接続を丁寧に論じて提案なさっている。卓論である。 pic.twitter.com/rp61stY16j
— ロカルノ (@s_locarno) 2018年11月7日
渡部先生と言えば
が高校生に紹介するのにこれ以上ない良書だと思っているし、
こういう本で分かりやすくよさを丁寧に説明されているのも、印象に強く残っている。
生徒に安心して勧められるのがとても嬉しい。
そんなわけで、今回の『日本語学』はとても見所が多いですよ。
まあ…買うかなあ…
いい加減、食傷気味であるのだけど、授業を作る、職場に降ろす、という意味では読んでおかないといけないなぁと思っている。
実践編も出るそうなので、……まあ、買っておこうかと思う。
繰り返すが、食傷気味である。
でも、高校国語の書籍がこれだけ出版されていること自体が割と異例の事態である。まあ、色々と思うところもあるが、それだけ変化を求められている状況ということであろう。
さてさて…
一番のネックは読む時間が取れるかである。
しかし、読むしかないのである。こまめに毎日本を開いて読んでいると、そのうち消化されるものである。
小説を読む率が下がっているのがあまり良いとは思っていないが、まったく小説に食指が動かない気分である。
生徒に薦められているので読もう。