ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

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【書評】文学の凝縮された面白さ

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休みを使って積読消化。

推薦文、作家による作家の

推薦文、作家による作家の

 

全集内容見本の推薦文を集めた一冊。

古今東西の全集に寄せられた、名だたる作家の推薦文が集められています。

こういう休みの期間に気分転換に読むのにこれほど適している本はないんじゃないかと思うくらい楽しい。

知らない作品でも楽しい

情けないことに、あまり読書家ではないので、この本で取り上げられている作品の半分くらいしか知らない。

たぶん、作品についての造形が深ければ、もっと楽しく読めるのかもしれないが、全然、作品や作家について知らなくても楽しめる。

『読んでいない本を堂々と語る方法』で読んだことのない作品の多様な楽しみ方が紹介されているけど、その実践編としても読める本だ。

読んでいない本について堂々と語る方法 (ちくま学芸文庫)

読んでいない本について堂々と語る方法 (ちくま学芸文庫)

 

それぞれの推薦文に中村邦生氏のちょっとしたコメントが付されているが、そのコメントも面白い。

まずは何も知らない状態で推薦文だけ読んで楽しみ、中村氏のコメントを読んでから再び別の観点から読んで楽しみ、作品を知っているなら作品のことを思い浮かべながら楽しむ。

色々な角度から何度でも楽しめるのである。

授業に使いたくなる

内容見本の推薦文ということもあって、一つ一つの長さは1000字もない。見開きで1ページくらいである。

そのコンパクトさ故に、すぐに授業に使えそうだなぁと、ついつい食指が動いてしまう。

単純にコピーして渡すのでは芸はないかもしれないが、コンパクトに内容を伝えようとする工夫を実感してもらう意味でも、そのまま読むだけでも意味があるかも。帯単元のように継続的に読ませてから、実際に書評や推薦文を書くという学習はあり得るだろうし。

そもそも、推薦文を分析して、表現の工夫を集めるみたいな活動だってなかなか面白いところは多いはず。

読書につなげるための活用の仕方もあるだろう。そもそも推薦文なのだから、読みたくなるような文章である。その魅力を後押しして、生徒の手に取れるような環境を作ることだって大切だろう。

単純に手渡すだけでも意味があるように感じるし、色々な工夫の余地がある気がする。

さてこれは?

ところで、こういう素材は論理国語?文学国語?

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