ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

スマホを授業に持ち込むと

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あくまで雑記ということで。本気で書くには色々な資料が必要ですし、書きたいことは山ほどあるのでキリがなくなるので最近の出来事を少しメモ代わりに…。

スマホがあるだけで

基本的に、弊社はスマホは使用禁止である。校内では電源を切り、鞄に封印(笑)。

まあ、それはそれとして今けんかしても仕方ないので折り合いをつけつつ、授業ではちゃんと授業終了時に管理することを条件に、何とか少しずつ使っているという状況である*1

そんなわけで、授業で「スマホを使うよ!」となると、それだけで比較的生徒のテンションが上がる(笑)。はっきりと「スマホを使うと授業のやる気が上がります!」と大福帳に書いてくる生徒も何人かいるのである。決して、ムダに遊びに使うのではなく、本当にちゃんとやっている上で、そういうのである。

まあ…スマホで検索くらいなら自分はやらせない。そもそも検索であるなら電子辞書でいいから辞書を先に使えるようにするのも実態として必要だと感じているし、安易に調べる前に自分の書いているものを読み直したり渡している資料をもっと読み直させる指導は必要であると思っている。

現状のメインとしては、情報共有や成果物の提出としてスマホを使ってもらっている。その過程で、自分の思考をメモさせたり色々な情報をストックさせたりするのにスマホを使っている。

生徒のフリック入力が速いなぁとは思うが……ちょっとレポートをやらせるにはコピペも厳しいし、画面が小さくて構成を考えさせるまではいけないのは悩ましい。

とはいえ、スマホを道具として使ってもらうことで、手書きだとまったくメモを取らないで撃沈している生徒が、気軽にメモをしたり、写真で資料をストックしたりしてくれて、その結果、ちゃんとアウトプットに繋がっていくのである。この辺りは不思議なのだが、気持ちは分からないでもない。

自分もそうなのだが、字がへたくそな人間は、自分のメモを見るのも嫌悪感が出てくる場合がある。あと単純に手の負荷が重くて疲れる。そういうこともあって、手書きだと書きたくないし、作業もしたくないとモチベーションが非常に下がる。だから、デジタルにしてしまえば、自分の字に対するストレスを感じないで済むので、非常に学習として快適に感じる。

こういう側面が、どうしても根性論やかくあるべしという論法で、無視されがちなのだけど……こんなつまらない理由でアウトプットが阻害されているなら、選択肢くらい渡してあげたいところである。

色々と事故りながら…

生徒にスマホを使わせると、まあ、細々として色々な事故が起こる。

個人のスマホなので、授業中にLINEクーポンが一斉に鳴りだしたり(笑)、一人一人の機種が違うからアプリの不具合やらのトラブルは対処しようがなかったりと。

「もう、それはしょうがないねぇ…別の手を使うか―」とのんびりと構えていないとやっていられないのである。

一番、悲惨なのはGoogleフォームを記入している途中にアプリがフリーズしてしまい、一生懸命1000字くらい記入したものが消滅した生徒が……。いいね、フォームの打ち込みは、メモ帳に書いたものをコピペするのが安全なのだよ…。

そんなことを経験しながら少しずつ慣れていき、出来ることが増えていくのである。

 

これからの「教育」の話をしよう 2 教育改革 × ICT力 (NextPublishing)

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*1:どうでもいいが、スマホは禁止なのだがタブレットをノート代わりに勉強していると注意しない、出来ないという微妙な状況の弊社…。パソコンに至っては取り締まる口実がないせいか、まったくスルーである。

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