今週の日本教育新聞を読んでいると、石川晋先生(id:suponjinokokoro)の記事が書いてあった。
有料記事なので、あまり引用して書けないところですが、深く感じることがあったので、自分の思ったことを書いておきます。記事の詳細は学校に日本教育新聞があることを期待して探してみてね!
眠れぬ苦しさ
「厳しい状況に追い込まれてくる先生は、大抵十分な睡眠が取れなくなります」という指摘がなされていますが、これは本当にそうなのです。
いや、どの仕事でも繁忙期というものは睡眠時間を削らなければならないくらいに大変なのかもしれないですが、記事にもあるように「寛容さも消えていき、心も冷え」てしまうことが、子どもを相手にしている以上、致命的によくない。
色々な人と、協同して進めなければいけない仕事だからこそ、寛容さは命綱とも呼べるものであるし、怒りは破滅の未来しか予想できないのである。
眠れないということは、想像を絶する苦しみがある。
誰に相談できることでもない、相談したところで解決しにくい、そんな追い詰められた思いがますます自分を追い込んでいくことになるのである。
簡単に忘れられなくても
今回の記事では、石川先生は「嫌なことを引きずらない」ために、忘却・休息・睡眠の大切さを述べています。
もう少し、詳しいことを紹介すると(有料記事なので概略だけ!)、「他人に任せる」ということを思いきることの大切さを述べています。「一人が抜けても学校は回る」という考え方です。持ちつ持たれつしながら、学校を回していくという現実的なあり方をちゃんと認識することなのである。
有料記事なので、あまり書いてしまうのは憚られるのだけど、一番、心に響いている部分だけはちょっと引用して紹介します。
教師の仕事は、仕事と生活を峻別しにくいボランタリズムに支えられている側面があります。だからこそ、できるだけ嫌なことは引きずらない。
蓋し名言である。
嫌なことを引き受けない……ということも大切なことかもしれないなぁと思う今日この頃ではあるが、持ちつ持たれつしながら歩いていくしかないのである。
人間を相手にしているからこそ、直面したくないことにも直面する。そのしんどさがなかなか共有しにくいことの場合もある。
そういう小さな違和感と痛みを引きずり続けると、だんだんと苦しい思いになってしまうのである。簡単に忘れられないとしても、直視するだけが解決方法でも誠実さの証明でもない。目をそらしつつも、付き合っていく。そんなゆるやかなあり方があってもいいじゃないか。
たまには早く帰ろう
忘却・休息・睡眠が苦手な自分がいるような気がする。
積極的に、休もうと言い続けないと、つい自分の生活がおざなりになってしまう。
もうすぐ冬休み。逆に成績処理で忙しい時期でもあるが、無理してでも早く帰るようにしようかな。
冬休みは再びこれらの本を読みます。
ゆるやかにしたたかに生きていきたい。
あと、そろそろ発売なのでこちらも注文しておきます。
無事、2019年も終わりを迎えたいところだ。