今月の『教育科学国語教育』がめちゃくちゃ熱い!
読書を授業で取り上げることに関心がある人は、ぜひとも手に取った方が良い一冊です!
内容が熱い!
今月号の何がすごいって、普段に比べて一層内容が豪華です。
冒頭から読書といえばこの人!稲井先生の論考から。
その後も『イン・ザ・ミドル』の訳者の澤田先生の「山月記」の実践など
非常に見どころの多い特集号となっています。
どの実践も一本筋の通った骨太の実践であり、自分の実践を考える時のヒントになります。
読書を教える時の手法が詳しい
今号の良いところが、授業で読書に関して取り上げる時によく使える手法がコンパクトにまとまって紹介されています。
具体的には
- アニマシオン
- 比べ読み
- 並行読書
- ブックトーク
- ビブリオバトル
- リテラチャー・サークル
が紹介されています。
これだけの手法のイメージが持てると、授業で読書をやっていこうというときの手札としてかなり余裕が持てます。
この本の次に何を読むか
この特集を読むだけで、かなり読書を授業で扱うことに勇気がわくと思いますが、この本に加えてさらに知識をつけたいなら、以下の本をおススメしておきます。
大学の教職課程の学生が読むことが想定されているようなレベルの一冊。
データ的な話も出てくれば研究史的な話も出てくる。また、実践例なども詳細にページを割いて説明されているので、より具体的に授業のイメージが持てるだろう。
同じく山元先生の本を挙げておきます。リテラチャー・サークルは結構、色々と方法が決まっているので、比較的、授業で行った時の再現性はあると感じます(その分、準備は結構大変だけど)。だから、授業で実際に読書を取り上げようと思った時に挑戦してみて良い方法かも。
さらに踏み込んで考えていくならば
去年の夏に発売になったこの一冊。
なかなか読むのは大変だが、本格的に授業研究をやるのであれば、ぜひとも参照しておきたい一冊である。