本日は振替休日。ひたすら休む。
休みながら積読を読書しました。各所で話題になっていた本など。
そんな適当な生活していたときに、定例の文科省のメールマガジンが届いていました。
教育関係者の人々は登録しておくと何かと便利ですよ。
合田課長のコラムが熱い
普段は情報収集メインで、あまりブログで取り上げることもないのだけど(ブログのネタのヒントにしてますが(笑))、今週のメールマガジンは文科省の合田課長のコラムが掲載されています。
しかも、7700字という超ボリューム(笑)。
内容としては、昨今の教育改革をめぐる話題をざっくばらんに色々と……。
去年、発売されたこの本でも思ったが、基本的に合田課長は非常にはっきりとした物言いをする方なんだなぁということである。
今回のメールマガジンについても、丁寧な語り口ではあるが、なかなか厳しいことを言ってくれている。現場の先生方は少しくらい反発するくらいでいいくらいの書きぶりですよ!(笑)
チョークアンドトークで十分だ、これからも鉛筆とノートで学ぶのだと言う管理職や同僚は少なくないかも知れません。働き方改革という文脈だけではなく、少子化のなかで部活動の持続可能性自体が揺らぎ抜本的な部活動改革が喫緊の課題であるなかにおいても、ある先生から、部活動指導に全力投球の教師が、勝利至上主義で土日も終日練習を繰り返して疲労骨折の生徒が何人も出てしまったことがあり、部活動で学校活性化になると管理職からも評価されているそのような教師とも敵対しないで生徒を守ることは直球勝負だけでは難しく、芯のある柔らかな対応の長期戦だったと聞かされたときには驚きました。
しかし、それは学校だけでなく、霞が関も同じです。自戒を込めて挙げますが、難しい仕事から逃げ、「大過なく」「ミスなく」が身上の人、指令塔と称して指示だけして後は他人任せの人、評論家のように言うだけの人。こういった課長や局長に直球勝負してしまう自分の直情径行さは大いに恥じ入っていますが、子供たちではなく自己の利益を優先したり、社会の構造的変化に無頓着で自己変革なんて必要ないと思ったりしている人に共通しているのは、目の前の手段を目的と混同し、より構造的に課題を把握することをしないため、失敗を恐れて「今までどおり」「何もしない」を選択することです。
ね、この一部分を読むだけでもかなり大胆に厳しいことを言っている。
全体を読んでもらえれば分かりますが、現場の考え、文科省の立場、教育業界以外の話などをバランスよく目を配りながら、言いたいことをはっきりというというコラムになっています。
なかなかきついもの言いにはなっているので、反感を覚えることも多いかもしれませんし、もしかしたら現場としたら反発するくらいの気概があった方が健全かもしれない。
ただ、このメールマガジンの印象からは、「良いものを持っているのだからしっかりと自立してください」という叱咤激励を感じます。
時間のある時にぜひ目を通してみてください。きっと参考になります。
ついでにメールマガジンの登録もしておきましょう。