本日も21時コースです……。
模試の分析や生徒指導のような何かをやっていることで、肝心な授業がまったく手つかずになっているような感じである。
生徒の「やってみたい」から
学年最後の単元に入っているが、毎年恒例で、残り時間を生徒の自由課題に任せている部分がある。
今の職場に来て三週目ということもあり、過去の生徒の作品もたまりつつあるので、そういう先輩たちの作品を見せると言うことから授業を始めることができる。
あぁ…数年前の熱意に今が劣っていないか心配になる。
とはいえ、先輩の残した作品を眺めてみた生徒たちは「自分たちには無理そうだ…」という思いと「自分たちもやってみたい」という気持ちを抱いてくれることが多い。自分たちもこういうことができたら嬉しいという思いまで持ってくれると楽なのだが……。
どうしても授業で日常的に生徒と顔を合わせていると、生徒に対して「○○しないとしんどくなるよ」という話法を使いがちだ。
でも、本来、学ぶということは、自分にとっての喜びであるはずなのだ。喜びやあこがれがあるから、狂おしいほどに熱中して、時間を忘れてでも何度も取り組んでしまうものであるのだ。
どうか、生徒の学びに憧れと畏れをもって、取り組めるようにしてあげたいところだ。時間が無いことを言い訳にして、自分が何でもお膳立てしてしまわぬように、脅すような勉強のさせ方をしないように……