本日も居残りで仕事をしている。さすがに八時過ぎまで仕事をしていると、家に帰ってからもテンションが下がらずに、どうも目が冴えてしまう。あまりよい傾向ではない。
無茶振りできないのは
一年間の授業のフィナーレが見えてきたが、そういう状況で自分の今年度の授業を振り返ると、生徒に「仕事」を投げることができなかったなぁと思うのである。
誰が授業で一番頭を使ったのかということを考えたときに、自分のほうが授業で四苦八苦していたような気がしてならない。時間数が足りないからと言って、自分が「待てずに」ずっとしゃべってしまっていたのではないかという気持ちをもっている。
自分が喋って、生徒が理解してくれるということも悪いことではないのだが、結局、「わかったつもり」から「できる」へと進むためには、本番が必要なのである。その本番をあまりにも用意できなかった一年のような気がしている。
生徒に対して高いハードルややったことがないことを求めることができないのは生徒の能力を信じきれていないからなんだろうなぁ……反省。
そんなわけで最後の単元は
自分が生徒の力を信じられないというのも嫌だなぁと思い、最後の単元は大した残り時間があるわけではないが、生徒に単元の時間を委ねようと思う。
自分の初心は生徒の時間を生徒が有効活用すればいいということにある。
委ねてみて失敗して、そこから立ち直るという方法があるのである。自分たちでモテる力で進めることが小さくともあることに少しずつ気づいていくということが必要である。
痛みを避けるのが教員であってはいけない。委ねて、見たくない姿を直視して、そこから考えていこう。