新年度始まって二日目もまだ会議と研修である。学校としての方向性を確認し合う数少ない機会……とも言えるわけです。
この先、どうなるかということが、まだお上から連絡が来ないので管理職も含めて身動きが取れない。そして、私学であるので県立に右にならえというだけではいかない部分もあり……もう、あらゆるパターンが考えられて面倒なことになっている。
しかし、学校の再開に向けて、準備をしなければならないのである。待っていられる状況でもなくなってきているのである。
進むにせよ立ち止まるにせよ
気持ちが萎えてしまっているということが大きいものの、この一週間で授業が再開されるにせよ、停滞するにせよ、朝から晩まで自分の椅子に座ってダラダラとして生活している場合ではないのである。
再開されるのであれば、短くなってしまった年度末のカバーと新年度の授業数のフォローアップが必要になるし、再開されないとなれば短期決戦で例年に見劣りしないような授業を考えなければいけないし、そもそも再開されない間の生徒への指示をどのようにするかを考えなければいけない。
特に、休業が続くのであれば、指示や計画は一層、迅速に行わなければならないだろう。実はもう待ったなしの状況である。気持ちが萎えている場合でもない。
再開される方がマシで、再開されない方が厳しい。
学校としての底地からや普段準備が試されている。
簡単にICTが期待されるものの、企業だってろくにICTが活用されきっていない状況であるのに、そうそう簡単にICTで遠隔で授業をしたり支援をしたりということは難しい。
Google ClassroomやClassiなどを使うにしても、アカウントをどうやって配布するのか?それすらなかなか慣れていない学校にとってはハードルが高い。
だからといって、やらないで腕組みしてできないできないと言っている時期でもないだろうなと思う。ちょっと無理をしてでも生徒にアカウントを配布したりして、インフラを整えないと先に進みようがないのではないかと感じるのである。
今なら……ある意味失敗しても多めに見てもらえそうだしという打算もありつつ…。
やるからには戦略的に…
失敗しても……という打算はありつつも、はじめから闇雲にはじめて「二度とやらない!」となってしまったら、目も当てられないので戦略的には進めたいところ。
企画書の一枚、周りの先生への説明の文章一枚書くくらいでどうにかなるのであれば、ちゃんと準備した方がいい。
刻一刻と変わる状況に振り回されながらも、柔軟に対応しながら勝負をしないといけないなと思うのである。
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あぁ……なんでインフラとして持っていないのだろう……嘆きたくもなるが、ここでどうにかしたいところだ。