山月記の冒頭がどうしても「隴西の李徴は博学才頴、欲は無く、いつも静かに笑っている」と円満解決してしまう今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今月の日本国語教育学会の『国語教育研究』は読書教育と思考ツールですが、前号と違って巻頭言が巻頭言らしく、他の本を読んでみたくなるようなよいものでした。
なんやかんや下半期が始まったなぁと感じていますが、どうも今日は天気も良かったせいか気が抜けてしまいました。悪天候で調子が悪くて気が張っていることが多かったせいか、逆に体調が軽くて気が抜けた気がします。
焦らずいこう
上半期がコロナで完全にイレギュラーな生活となったので、授業が再開されて半月が経つものの、ペースとしてはスローな感じで進んでいる。今年の指導しているクラスは理系ばかりなので、もう授業数も少ないし、出来ることの数が多くはないと開き直って、割り切れば楽しくやれそうである。
生徒の学習のリズムを考えても、少し課題のやりとりをするペースを下げて、落ち着いて生活が出来れば良いかなと思うのである。
実際、現在は話合いが避けられているので、個人的には「書くこと」を中心にやっていこうと考えているので、いきおい、書くことの指導には手間と時間がかかる。
ゆったりとしたペースで、少し手持ち無沙汰になる生徒が出ても……まあ、多少は良いかなという気持ちでいる。
実際に、書き方のレクチャーをした後に、その書き方を自分で試すという時間は必要だ。しかし、実際に書くということをパフォーマンスしようとすると、時間がかかるのである。
なんとなーく、ゆるゆるだらだらと、書くことで遊ぶ……そんなターンで今は良いんじゃないかと思っている。