オンライン授業の話題は下火な感じはありますが…本当にGIGAになるのですよね?
そんな中でありますが、今月に入ってよいGoogle for Educationの解説本が発売になりました。
学校で活用に焦点が
この本のよいところは、学校での活用に焦点が当てられて執筆されていることである。
これまでも、他にもGoogle関係のアプリの解説本には良いものが多かった。
例えば
は写真入りで操作まで分かりやすいし、生徒画面の様子も見られて、使う上での不安解消という意味では非常にありがたい本だった。
しかし、今回の『今すぐ使える! Google for Education ~授業・校務で使える活用のコツと実践ガイド』については、そのタイトルの通り、「授業・校務」での実際の使い方という点に力が入れられているので、非常に読んでいて「こういうことを四月に共有したかった…!!」と口惜しい気持ちになったくらいです。
これだけはっきりと明言しているのは好感である。『今すぐ使える!Google for education』p.17から。 pic.twitter.com/EWnbwSod2M
— ロカルノ (@s_locarno) 2020年10月18日
たぶん、こういうところの好みが合うのです。
実際に、ICTをバリバリと利用している学校の、日常の利用シーンの話が紹介されているなど、学校での利用に特化した内容になっていると強く感じます。
ハードルを下げるために…
本書の内容は、日常の授業で「普通に使う」ためにどういう授業の設計をすれば良いかということを解説しているように感じます。だから、具体的な操作方法については、シンプルな機能を中心に解説しており、それほど高度な機能まではあえて踏み込んでいない。
むしろ、力を入れているのが、「授業の設計」の考え方や「負担感が少ないのに効果的に使う」授業の場面などの紹介である。
ドキュメントやスライドを使うことや、それを共有して編集する方法、そして、それらをフォームで評価まで行うこと。このような一つ一つがシンプルなことを組み合わせながら、今までの授業よりも効率的で、圧倒的にアウトプットが増えるような設計が紹介されているのである。
気張らない、普段使いのICTって感じだ。
Googleに興味があるなら買い
Googleクラスルームなどに興味があれば、間違いなく買いですね。
ついでにいうと、この一冊をちゃんと読んで、実際に自分でさわって動かしてみれば、Google認定教育者Level 1ならばすぐ取れそうな気がする。
いやあ…四月に欲しかった…。