11月に発売の良書が既に確定したと思っている。それどころか2020年のベスト1がこの本かもしれない。
西岡加名恵先生の渾身の一冊
これ、必読レベルに良い本ですわ! pic.twitter.com/hy2CAyqgvK
— ロカルノ (@s_locarno) 2020年11月5日
「高校で」このレベルできちんと「評価」を考えていた本が他にあっただろうか?そのくらい不毛の地だった高校に、切り込んだ本だ!
— ロカルノ (@s_locarno) 2020年11月5日
自分の感覚だと、ここまで本気で高校の観点別評価に切り込んだ本はなかったし、実践に直結するだけの本もなかった。
高校で評価(総括的評価だけではなく形成的な評価も含めて、本当の意味での生徒のための評価)について考えて、心を砕いている人が少数ながらもいたものの、大多数はそうではなかった。
必要性の認識すら多数派になっていたかどうかも肌感覚としては怪しい(だから、企業の安易なテンプレートの需要が減らないとも言える)からこそ、ここまで各教科・各場面の評価を、しかも高校で切り込んだ一冊は衝撃的なのだ。
衝撃的すぎて
あまりに衝撃的で、感動しすぎてしまっていて、今はまともな書評が書けそうにない。
だから、また時間があるときに、少しずつ書いていきたいなと思う。本当に、高校の現場に関わる方に見て欲しい一冊だ。
決して、大所高所からの物言いではなく、現場の苦労や上から振ってきた「観点別評価」の意味不明さからくる反発に、ちゃんと丁寧に答えて、応援をしてくれるような書きぶりである。
本の端々に、子どもの姿が見えるのだ。
思えば、今年は「逆向き設計」ガイドブックも発売になりましたね。
この二冊が揃ったことで、「やってみたい!」という人のハードルが著しく下がった。だから革命なのです。
思えば、3年くらい前にこの本を読んでいた頃には、まったくこういう時代が来るとは想像が出来なかった。
この本の時期だとまだまだ野心的で先進的な取り組み…って感じだったのが、今年の二冊は自然に現場と、ともに、ある感じがする。
これで、高校の評価の流れの大勢が変わってくれたら…面白くなっていくのだろうなぁ。