冬休み中にもう少し蔵書の整理をしたかったのだが…。
Notionのデータベースとしての機能を活かして、読書記録などと並行して蔵書管理をしようと思ったのだけど…。
そもそも所有済みのものは無理でした
Notionの勉強ついでに、蔵書管理ができないもんかとやり始めましてね…。
Notionで蔵書管理を作り始めた…リストを作った後にこんな表示も作れるので、満足度は高いんだけど、本と本が有機的に繋がるって意味だとscrapboxの方がイマジネーションは湧くなあ。ただ、操作性は全然Notionの圧勝である。迷うわ。 pic.twitter.com/oqJuMS9DV6
— ロカルノ (@s_locarno) 2021年1月5日
まあ、サクサク動いて、こうやって書影も表示できるとなるとなかなか面白いわけだ。作り方については、以下の動画などを参考に。
ここまでこだわって作るなら、まあ情報の再生産もできそうなので悪くはないかと思いますが………。
歯切れが悪くなりますね。はい。
はいはい、毎回のことであるので自分でもやる前から分かっていたよ。
まあ、蔵書録は…数が多すぎてどうせ投げ出す。今、数えたらコタツの上に積読しているのだけで100冊以上あるので、数えるのをやめた。無理だわ。誰か代わりに作ってくれ。
— ロカルノ (@s_locarno) 2021年1月5日
居間のこたつの脇にコンテナが4つくらい重ねて積ん読しているわけで…。その積ん読リストを作るだけでも、気が重くなる。たぶん、すぐに手に取るべき本だけで100冊以上は近くに積ん読しているので、実際に読書済みの書籍や実家に閉架してある書籍までやろうと思ったら……バイトを雇った方がいいな、うん。
喜んで蔵書録を作る奴はな、蔵書を持ち始めた初期の段階からコツコツやっている真面目なやつか、増えていく蔵書をデータベース化することに愉悦を覚える変態か、データベースが要らない量しか読書しない読書家さ。年間100冊くらいならなんとかなるんだよ…。
— ロカルノ (@s_locarno) 2021年1月5日
しかし、何度も言うが、もはや自分の蔵書は管理できんわ…。紙に比べて圧倒的に購入頻度の低いKindleだけでも500冊くらいあるのに、手打ちして行くのは無理。
— ロカルノ (@s_locarno) 2021年1月5日
悪態を突きましたが、悪いのは自分です、はい。まめに買ったときに記録を取らないのが悪いわけでして…。
NotionかScrapboxか
ちなみに、上のツイートでも言及していますが、読書記録というとScrapboxが界隈だと有名です。自分も使ってみた感覚だと、読書記録の面白さという観点で言えば、Scrapboxに軍配が上がるように思います。
真面目な話、Notionはストレスなく読者記録をメモしていくという意味ならベストに近いサクサクした操作感。でも、Scrapboxのあの有機的なリンクが自動でできる感覚にハマると、そちらを捨てられないかも。
— ロカルノ (@s_locarno) 2021年1月5日
なお、Scrapboxの読書録はなぜかブックマークレットが使えなくなって放置している。 https://t.co/8ar1wBFFqM
個人的にはScrapbox推し。漫画とか小説の管理ならNotionかな、という感じ。 https://t.co/QVw1ThVBiB
— 倉下 忠憲 (@rashita2) 2021年1月5日
「読了」とか「買いたい」とかそういう状態管理はデータベースが使えるNotionだけども、読んで考えたことを深めたり、広げたりしたい場合はだんぜんScrapbox。
— 倉下 忠憲 (@rashita2) 2021年1月5日
この界隈の巨頭、倉下さんもこう言っている通り、読んだものを再加工したり再拡大したりするときに、Scrapboxのあの感覚が気持ちいいのです。
操作感覚という意味だと、Notionがやっぱり凄く気持ちいい。でも、リンクが自動的に出てくるScrapboxの感覚は他には真似できないね。ただ、UIがなかなか個人的になじめない。
そもそも記録は必要なのか?
なぜ、読書録のデータベースが欲しいなと定期的に思うかと言うと、授業で使うからである。どこに保管した、何が書いてあった、いつの資料なのか、そもそもどこで手に入れた?みたいな情報があると便利なのよね。ただ、それを作るコストとアウトプットのバランスが微妙なのでやる気がイマイチ
— ロカルノ (@s_locarno) 2021年1月5日
あと同じ本を何冊も買ってしまうのでね…
— ロカルノ (@s_locarno) 2021年1月5日
記録をろくに取れないために、どこに何の本があったかを探すところから授業準備が始まるのが非常に生産性が低いと思うのである。だから、ちゃんと「どこに保管しているか」「貸し出していないか」「どんな内容か」などをデータベースで管理しておくことで使えることは大いにあるんじゃないかと思うのですが……量が多くてくじける。
いや、過去のものを投げ捨てて、今からやれって話なんですが、……過去に読んだものを無視するのは精神的に難しくて……。精神的に、という面もあるが、過去に読んだものの方が、結局、大学、大学院時代に購入したものも多いので、自分の中の基礎文献のようになっているものも多くて、むしろそういうものをデータにしておかなくていいのかという気もして……。
はい、グダグダいうまえに片っ端からやれって話ですね、はい。でもなぁ……面倒なのです。
……およそ、蔵書づくりに性格が向いていないのだった。
余談、電子書籍や書籍のデータ化はしないのか
電子書籍については、利用しないことはない。Kindleの愛用者ですし。
Voyageが販売中止になったことを未だに恨んでいるよ……。Voyageを手放せません。
電子書籍で読むのは、比較的安価な教育書やラノベやマンガなどですね。本格的に腰を据えて読む本は紙で買います。
本格的に読む本は、本文を行ったり来たりしながら読んだり、必要なときに全体をバラバラと目を通し直したりするために、紙の方が利便性が高いのです。そもそも、自分が読む必要のある本は、電子書籍で売っていないことの方が多いし。
ポライトネス 言語使用における、ある普遍現象 Politeness:Some Universals in Language Usage
- 作者:ペネロピ・ブラウン,スティーヴン・C・レヴィンソン
- 発売日: 2011/08/20
- メディア: 単行本
自分にとっての永遠の謎であるこの本も、電子書籍では出ていないし。
この手の全集本も全く電子書籍になっていない。
では、この手の書籍は自炊するという手があるのではないかという意見もある。しかし、これは自分はイマイチ苦手である。
第一に、利用の仕方を考えると、紙の方が都合が良いことの方が多い。OCRの精度が上がってきているし、端末の性能も上がってきているので、あと数年でこの辺りの事情は変わるかもしれないけど。
もう一つの方が精神的に重くて、この手の全集系の本は「絶版」のものがほとんどである。だから、もう今後、今、古書として出回っているものが滅びてしまえば、世の中には出回らなくなるものだ。
そういう本を自分のところで裁断して、他の人の手に二度と渡らないような形にしてしまってよいのか……という気持ちがどうも出てしまいましてね。
もし、自分に子どもが生まれて、国語科の教員として子々孫々と生きていくというのであれば、形見として電子化してやるかもしれないけど……そんな予定はないのである。