新年に少しバズった記事。
実際に授業管理に実装してみてどうだったかという感想+α。
狙いは果たされた
自分がNotionに求めていた機能は
- Chromebookからサクサク動かせること
- 授業の計画、記録、ふり返りまでを集約できること
- 予定管理をしやすいこと
の三点である。
ぶっちゃけ、それ以外の内容についてはあまり期待していない。Youtubeなどを見るとTodo管理などで便利だということが紹介されていることが多いけど、自分はTodoist派なので。
Evernoteで授業記録を取るには、アプリの動作が緩慢であってストレスが大きいし、OnenoteはChromebookからはあまりにお粗末な挙動なので、選択肢としてNotionを使ったという発想である。
以上の狙いからすると、Notionは十分に役に立ってくれたと感じている。
まず、何よりも特筆すべき点は、これだけ高性能で色々とできるサービスであるのにもかかわらず、他のどのサービスよりも動作がサクサクと軽快である。たいした機能がないのにもっさりのあれとかあれとかの悲惨な状況を見ると、このサクサクした使い心地だけでも圧倒的なアドバンテージとなる。
また、本質的にNotionはデータベースとしての機能が強いので、授業の計画・管理という面では期待以上に情報の整理に役立ってくれている。
授業の回数が進み、内容が蓄積されればされるほど、自分の頭の中でごちゃごちゃと考えていたことが、アウトプットされて綺麗にまとまっており、すっきりと授業を単元として考えやすくなっているという感触がある。
これは本当、多くの先生が使い始めたら爆発的に流行りそう。
予想外に良かったこと
使ってみて予想外に良かったことの一つとして、「データの修正がしやすい」ということがある。学校はよく授業変更があるので、計画通り授業が実施できない(今年はさらにこんな状況だし)ことはあるので、修正のしやすさという点は非常に重要である。
Notionはその意味では非常に便利でした。
まず、授業変更については、Calendarビューからドラッグ&ドロップで解決できるし、授業の追加があっても、ソートをし直すだけで綺麗に表を作り直すことも簡単だ。
また、授業の様子を授業中に生徒の活動の様子を見ながらガシガシと記入していけることがかなり美味しい。なかなか手書きでここまでの分量を書くのは大変だけど、Chromebookならば生徒の間に入って、膝の上に本体をおいて、話を聞きながらガシガシと記録を取れるのが非常に良い感じ。
動作が軽いからこそ、どんどんと記録を取る気になるし、記録が増えてくると、あるクラスで得た経験を別のクラスへと応用していくことも容易になる。この自分の中で授業が熟成されていく感じが非常によい。
生徒の利用もありなのでは?
これは生徒の利用もありだなと思い始めている。共同機能もあることを考えると、ちゃんと一人一台の環境になったら、Notionはなかなか授業のインフラとして優秀かもしれない。
すぐにはよいアイデアが思いつくわけではないけど、タグや検索が学びの蓄積に強力に機能するように感じる。
そうだなぁ…例えば、データベースの機能を活かして、独学大全にある「NDCトラバース」をNotionでやらせてみるって、楽しそうじゃないかな?
自分の学校の図書館のNDC分類のそれぞれの棚から、気になる本をとりあえず集めて書籍情報を記録して、最終的にテーマによってフィルタをかけて一覧して、そこから何かを説明する…みたいなことをやったら非常に面白い。
触って使ってみる
いやぁ…存在は結構前から知っていたんですけどね。触るのが面倒で後回しにしていました。
何でもそうだけど、勧められたときに「はい、やってみます」とすぐにできるかってとても大切ですね……。素直さって学びの本質だと思います。
その意味だと、今気になっているのがGoogleのColaboratory。
pythonやらないとなぁ…と思っています。
これが面白そうで積ん読のままになっていましてね…。