昨年度末に生徒に動画作成で成果発表をさせる単元に調整してみたのだけど、それがなかなか面白かったので、「お手軽に」動画を扱えないかと考えていた。
色々と調べてみると、最近は次のアプリがかなりお手軽無料で高性能で話題になっているみたいですね。
確かに簡単に動画を作れてしまう!と触ってみて感じるアプリです。
表現の幅を増やしたい
まだまだこれからの分野だとは言えるが、ICTが進展していけば必然的に「動画」を創るという学びを考える必要は出てくるだろう。
対面のパフォーマンスでしか評価できなかった「話すこと・聞くこと」が「推敲して記録に残す物」へと変わるだけでも、今までは評価されなかったことに光が当てられそうな気がするのです。
アプリの方は…
そんなわけで簡単に使える無料アプリがないかと探していたのです。有料であれば最強の動画編集アプリとして
LumaFusionがあるけど、いかんせん、値段が高すぎて生徒に使わせるにはハードルが高いのである。
実質的にアプリにカネをかけられない以上は、無料のアプリを探らざる得ない。そこで冒頭で紹介したCapCutです。
これらの紹介記事を見てもらってよく分かりますが、非常に多機能です。実際にダウンロードして使って見るとすぐ分かるが、動画を使っているのにサクサクと動いてくれるし、あれもこれもとやりたいことが出来てしまう。
ここまで簡単にできてしまって、こんなに立派な物が出来るって……授業の評価基準が変わってしまう!と思うのである。
国語科的に面白かったのが「自動キャプション」、つまり音声に自動で文字をつけてくれる機能です。
生徒のスピーチの動画を実際に文字起こししてみると、とても綺麗にキャプションされるものもあれば、さっぱり珍回答になっているものもあり、聞き取りやすさや発音の適切さってなんだろうと考えてみたり…。
こんなに簡単に動画が編集できるとなると、本当に授業の固定概念が崩れる。
Vlogは遊びか?
動画編集に興じている生徒の姿を見たら、よほどの理解がなければ、おそらく「遊んでいる」かのように思われるだろうと思う。生徒の出してくる成果をみたらそんなこと言えないレベルに素晴らしい学びをしていると言えるのだけど……やはり過程の見栄えがよくない。
でも、情報で記録を残すと、紙だけでは残せなかった様々な情報を残せる。情報量が圧倒的なのである。
そして、強力に自分の姿を自己認識させてくれるものである。
ま…動画を評価するようになったら、10分の動画を100人みる…とか出来るのかという恐怖もありますが…。