始業式から10日ほど経って、学校も日常運転に戻りつつあるように感じる。
ここ数年の話
この数年はずっと新入生を担当している。
入学したばかりの生徒に対してどのような話をして授業を始めるかということにかなり毎年神経を使う。
授業が軌道に乗ってしまえば、ある意味それほど気を遣わなくても「いつも通りに、一丁よろしく!」で済むことも、新入生を相手にしていると半年くらいは延々と気を遣い続けることになる。なかなかの修行である。
よく「初期指導が大切だ」というが、確かにその通りである。特に持ち上がりでずっと教えていると「うーん、これくらいで投げて良いな」と良くも悪くも「細部まで詰め込まない」ことで授業を動かしている部分もあるが新入生が相手だと丁寧に指示を考えなければいけない。自分の言葉をよく考えることになるので、本当によい修行である。
国語に関していうと、中学校と高校で他教科に比べて見た目が変わらない割に求められることが高度になるので、結構、躓きやすい。
最初の授業で意識するべきことをちゃんと伝えないと、予想通りに転ぶので、とにかくどうやって向き合うべきかという話を伝えることになる。なかなかに抽象的な話なので、伝え方が難しいのである。
落ち着きが戻ってくる
新年のそわそわとして時期を超えてくると、「いつもの」学校生活に戻ってくる。なんだか学校にいると世の中が騒がしいことを忘れがちである。
どうも、落ち着かない時期が続くようで……一斉休校は否定的なことが言われているけど
生徒のことを考えると「しっかり授業していく」ことには反対はないんですが、大人の方が深刻なことになるんじゃないかと心配になりまして…。