色々な大学の説明会の季節。
ほとんどオンライン開催なので、精神的にはかなり余裕がある。さて、オンラインになった影響なのか、数年前にはあまり見なかったタイプの説明会も出てきているが…。
ニーズと思いがズレている
説明会に参加していて辛いのは、高校教員の立場として聞きたいことと大学として聞きたいことに、それなりに齟齬があるということだろう。
教員にアンケートを取るのはどこの大学もやっているが、その意見が反映される大学と完全に形式的に取っているだけという大学の差は何度も目の当たりにしている。対応の早い大学だと、アンケートを書いたその日のうちに担当部署から連絡が来て……とこちらが恐縮するほどの対応で感心する。
一方で、ちょっとした工夫で解決できる問題なのに、いつまで経っても放置している大学もあり……いくら研究成果や顕著な実績があろうとも自分の生徒を通わせたいかというと…微妙である。
話す内容についても同じで、教員のニーズをよく調査してプログラムを決めている大学もあれば、自慢話のようなことを延々と話し続けて、肝心の入試の話や学生生活のことが全然伝わってこないで、生徒に伝えようがない説明会をする大学もある。
意識差が大きい。
最近の流行なのか…?
今年になってなのか、たまたまこれまで自分が遭遇することがなかっただけなのか分からないのだが、大学の説明会であるのになぜか予備校が間に入ってきて、今年度の入試概況(世の中全部)の説明会を始める大学がある。
これは完全に意味が分からない。なぜ、その大学の話を聞きたいと思って参加しているのに、予備校に世間一般の入試の話をされなければならないのか。
肝心の大学の中身の話の方が少ないとなると……あまりにバランスが悪いのではないかと思う。
自分にニーズがないだけで、世の中のアンケートの結果では、実は予備校に受験概況の話をしてもらうほうが、忙しい高校の教員を集客できるのかもしれない……本当に?
録画で良いじゃん!
最近はウェビナー形式も増えた。そして、ありがたいことに、その説明会の様子を後日、YouTubeなどで配信してくれる大学も多い。
……だったら時間指定などしないではじめからYouTubeなどで動画配信でよいのではないか?!
まあ…入試情報などは機微な情報なので転載が可能な形での配信はあまりしたくないという気持ちも分かる。とはいえ、平日の夕方16時などから開始の説明会は少なからずあるのだけど、そのくらいの時間帯が学校は一番忙しいんだよ……。
あと、一時停止なども重要です。必要があればメモをするけど、ウェビナー形式だと一時停止できない。
ちなみに画面共有で細かく情報を記載した資料を写す大学があるが……回線の状況によっては解像度が著しく酷いことになって、まったく漢字が読めなくなる。画面共有の資料にびっちりと詳細を書かずに、見るべき資料をチャットなどで共有してくれれば良いのに……。
あまり石を投げるのはやめよう
投げた石は自分に返ってくるのでこのぐらいでやめておこう…