勤勉なのではなくて、次年度から教科書が変わるので国語だけではなくてほかの教科の教科書を読みたいのだ。
これだけの数があるので一気には読めませんけどね…。
ただ、新しく授業のカリキュラムを考えていくときに、よそのカリキュラムが何をやっているのかということに興味を持っていかないといけないよなぁと思うのである。
授業数は足し算ではない
国語の必修科目について言えば「国語総合」が「現代の国語」と「言語文化」に変化している。単位数は「国語総合」が4単位であるのに対して、「現代の国語」と「言語文化」が2単位ずつである。
総計するとどちらも4単位ずつであるので、変わらないように見えるかもしれないが、授業を実際にしている立場からすると、単位数の感覚は単純な足し算では無い。
まず、授業の曜日によってでこぼこがあるという物理的な側面が当然あるのだが、それ以上に、授業の習熟の仕方がやはり全然違うのである。
だから、何も考えなしに、自分の科目だけ、たとえば「現代の国語」だけで考えていると、2単位では何も教えることが出来ないで一年が終了してしまいそうである。
学習指導要領を読んでもらえれば分かるが、もう…教えるべきことがてんこ盛りなのである。
カツカツの時間でやっていくのは無理がある。
ただ、逆に言えば、何かしらの形で、例えば合教科型の授業によって他の教科と連携しながら授業を進めていくと、単純に授業数を増やすというだけにとどまらない効果があるだろうと感じる。
もちろん、むやみな組み合わせ方をしていたら、ただのイベントで能力になんて繋がらない。
おそらく、あまりよくないアプローチが、教科、科目を超えて「なんとなくコンテンツが同じことをやっているから一緒に授業をしよう」というパターンのような予感がある。まさに、ただのイベントで終わりそうである。
考えるべきは「どのような活動をするか」「どのような能力を育てるか」ということであり、コンテンツが似ているかどうかではないと思うのです。そういう縛りをしてしまうととても限られた場面でしか連携できない。
教科書を読み合う機会を持ちたい
基本的に教科書の献本は1冊しか学校に来ない。たいてい、各教科がそれぞれの教科書の献本を独占している(笑)
学校全体のカリキュラム・マネジメントを考える立場にあるわけではないけれど、もっと余所の教科に興味を持って、自分の授業の幅を広げ、授業数確保を(笑)したい。
そのためにはやっぱり餅は餅屋で、教科書のことをその教科の先生に聞いてみたいのだよなぁ……。
え、あの教科はまともに教科書使っていないって?
……そういう怖いことを言ってはいけない。