本日は地元の勉強会にお邪魔してGIGAな話などをする。自分の仕事を終えてから、地域の市民センターなどに集まって夜遅くまで勉強をしている先生がいるという事実に頭が下がるのである。
授業は一人で作るものでもない
教員は個人事業主のような印象が強いわけだが、本当に授業を突き詰めて挑戦しようとすると、個人の努力だけでは早晩行き詰まる。
自分の手持ちの手札だけで授業をしていると、アイデアだって煮詰まってくるし、何よりもモチベーションがだんだんと削られてくる。日々の生活の忙しさに授業を作る気力を削られるのだ。
子どもの姿だって自分一人で全てを掌握して見られるなんて思ってはいけない。色々な先生から色々な角度の子どもの姿を教えてもらうことで、授業での手立ても変わってくるのである。
自分の授業を「こうしたい」という思いを形にするためには色々な手立てが必要だ。でも、自分だけで勉強できることの幅は限られているし、時間が何よりも足りないのだ。
教員同士が頭を寄せ合って、色々なことを勉強することで自分だけでは届かないところに手が届くのだと感じる。
気持ちを高める
何よりも集まって勉強することは、自分が一人で苦労しているわけではない、自分が大切にしている授業を、大切なことだと思ってくれる人がいるということを実感できるのである。
自分が地道にしていることがムダではないのだという実感は、自分が考えたのと同じくらい真剣に考えてくれる人がいるときに初めて成り立つ。
自分の身近にそういう仲間が何人かいてくれれば助かるのだけど、なかなか得がたいから、時々、自分から自分の時間を割いてまで、明日の授業のことを考えたいと思う人たちの中に入っていきたいと思うのだ。