学期末は事務仕事に追われる時期である。
型が大切なお仕事
文書仕事で重要なのが、ある程度のテンプレートを持っておくことである。
保護者に宛てた文書一つ出すにしても、ゼロから自分で時候の挨拶や文言を考えているのは時間の効率が悪いのである。
新任の教員がやってしまいがちなミスとしては、何か文書を書く仕事するときに、自分でゼロから作ろうとすることである。これは本当に効率が悪いので止めた方が良い。
だいたい、教員の仕事はカレンダーで周期的な仕事をしている。だから、一年前、三年前に使った文書がそのまま流用できることは多いし、自分の書きたい文章のひな形は誰か他の先生が持っているものである。
「こういう文書のひな形ありますか…?」と先輩に聞くだけで、ムダなことを随分と省けるのだということは知っておきたいところだ。
周りにそういう頼りになる大人が見当たらない場合は、今は文明の利器を使おう。
時候の挨拶や言い回しに悩んでいる時間が勿体ないのですよ。
また、他業種ではあるけど、どういう情報を盛り込めば良いかということでは、こういう本も悪くない。
世の中には色々なこの手の本が出ているので、自分で好きなものを選んで真似して書くようにするとよいだろう。
差し込み印刷はできるようになろう
職員室の様子を見ていると、差し込み印刷を使わないで力業で生徒一人一人の文書を作っているというパターンを見ることが少なくなく……。
WordやExcelには色々なテクニックがあるが、あまりそこにマニアックになりすぎても意味が無いとは思うが、差し込み印刷くらいはできた方が仕事は捗るだろうと思うのです。
最近は動画で簡単な解説を見ることもできるので、これから学期末に向けて仕事を始めるのであれば、差し込み印刷のようなものをちゃんと動画で予習しておこう。
そりゃあ、良くをいえばVBAやAccessを使いこなせればできることが格段に増えるけど、そこまで教員の仕事に必要かと言われると、そこにエネルギーをかけるよりは授業研究した方が良いし、できる人に任せた方が効率もよかろう。
PowerPointの我流は止めよう
とにかく、多くの教員に言いたいことがPowerPointの我流はやめようということである。
飛び抜けて難しいことを要求していない。
ただ、「配色」だけでいいから、少し工夫があると全く伝わり方が変わるので……というか物理的に見えん!というプレゼンテーションが多いのである。