夏休みでも私立は夏季講習会なのですよ。普段、授業で出来ないことを色々と試したり基礎の確認をしたりするのです。
Chromebookをいじってもらう
せっかく、一人一台Chromebookとなったのに、まだまだスキルの習熟に及ばないので、授業でガシガシ使うという状況までには至らない。
コツコツと、必要な場面で便利なTipsを紹介しながら、好きに使ってもらうという使い方をしているが、授業で触れる回数を増やすと、生徒の方が上手に工夫をするものである。一度、共同編集の方法を教えると、グループワークをやると呼びかけるだけで、もう勝手にグループメンバーを勝手に共同編集のファイルに招待するくらいの芸当はやってのけている。
非常に地味だけど、こういう動きが自然に出来るようになっている時点で、職員室の何百倍もDXされているように感じるのである。
一学期をふり返って、実践集に書けるようなICTを使う実践はやっていない。ただ、授業中にノートを取ってもらうときに、「友達と手分けして共同編集でやったら?」とか、レイアウトを整えるときに「こういう機能があるよ」ということ教えるとか、「写真に撮ったら文字化できるよ」とか、そういう細々としたことを話しているだけである。
つけたい力だとか、目指したい生徒像だとか全く考えておらず、その代わり授業の必須のツールとして押付けることもせず、ゆるやかに触らせ続けていたら、結果的に、まあ、必要に応じた使い方はするようになった印象である。
Cnavaを使おう
G Suiteで出来ることも多いけど、G Suiteよりもよい機能を持った連携できるサービスも少なくない。
その一つがCanvaである。
素材をネットから集めてくるのでも良いのだけど、ある程度、権利周りも自由に使えて、なおかつ編集も便利なツールである。
直感的に使えて、フォントやレイアウトまで好きにいじることが出来るので、生徒の発想でどんどん面白い物が出てくるのではないかという期待があるのだ。
いやあ…正規の授業じゃ無いからちょっと挑戦してみて、上手くいかなくても経験値が積めれば大きいので、期待したいところだなあ。
きっと、こういう機会に触れておけば、どこかで上手く使ってくれるだろうと信じているのである。