ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

メモについて考える

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最近話題の『ライティングの哲学』を読んでいます。

楽しい本なので書評はまたいずれ。今回はこの本を読んで触発された「メモ」をめぐる気づきを書いておきます。1883日連続でブログを書いていますが、メモの習慣は思うところがあるのです。

NotionとWorkflowyの使い方について

メモにまつわるサービスで最もよく使っているのが現状はNotionとWorkflowyである。もちろん、Google KeepやEvernoteも使っているし、iPhoneの標準メモも色々と使っている。

基本的にメモは乱雑に書いている自分がいる。これだけ嫌いな手書きであっても思考をまとめるためにメモを書くことは多いし、結果的に書いたメモを散逸しているものも多いのである。

そもそもこのブログも一種の書き散らしであり、一日の思考の断片をとりあえずまとめているような行為である。

とはいえ、構造的に表現されると気分が良いのでアウトラインプロセッサー的なものをよく使う。Googleドキュメントなどで文章を作るときも、必ず先に「見出し」を設定して、アウトラインを作ってから書き始める。だから、結局、Wordで書くことも多いのだけど、アイデアを温めている授業メモはアウトラインプロセッサーがよい感じである。

昨年度末からNotionを使い始めてそろそろ使い方に慣れてきたので、Notionでもアウトラインプロセッサー的な使い方が出来るようになってきた。

 

 

そういう事情もあって情報のデータベースを一元化するために、Notionにしたいと思うのである。

とはいえ、自分で書いたとおり、Notionは基本的にはデータベースなのでアウトラインプロセッサーとしての機能は強くはない。だから根本的には、書いたものを保存するというベクトルに振った方がNotionは上手くいきそうな気がしているのだ。

一方でWorkflowyは軽くてサクサクと動くのがとにかく好ましい。

 

 

Notionが多機能で最初はとっつきにくいのと、慣れてきてもなかなか自分のたどり着きたいところにたどり着けない回りくどさがあることを考えると、Workflowyを使い始めて1秒で書けるような良さがある。

ただし、書ける分量の制約が強い。無料版だと上限は1ヵ月250個までであるが。250くらいはすぐに使い果たしてしまう。じゃあ、課金するか?という話にもなるのだが、課金するほどは自分は使っていないので、さすがに他のサブスクに使っているお金もあるので課金は厳しいと感じている(なお、こちらのリンクから新規登録してもらえると、紹介者も紹介された方も一ヶ月に書ける量が増えるので、もし興味を持ったらこちらの友達紹介から登録してくださいね。なお、このリンクから登録するとシステム的に、こちらにメールアドレスがわかってしまいますけど、いたずらはしませんから…)。

書きたいときにチラシの裏に殴り書きするように気楽に書けるのがWorkflowyで、書いたものを保存するのがNotionという印象である。

また、長い文章にまとめるのであれば、そこにWordやScrapboxが紛れ込んでくることもあるので、なかなかツールは複雑怪奇に組み合わされるのだ。

 

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そもそもメモを取るとはどういうことか

自分は普段からメモを気持ちよく取るために、iPhoneのショートカットで様々なメモアプリを呼び出せるようにしている。

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その時々の用途と同期の仕方によって使い分けている。たとえば、仕事で使うことが多いメモは、最終的にはGoogle Workspace for EducationにつなげることになるのでKeepでメモを取ることが多いし、画像や雑多な記録はとりあえずEvernoteに放り込む。

何か考え事や後からの再利用を考えるときにはNotionやOneNoteであるが、手軽に書きたいときはiPhoneの標準メモやWorkflowyなのだ。

使い勝手を考えるととにかく軽いメモを使えることが一番望ましい。起動に3秒以上かかっただけでストレスでイラッとする。

Google KeepやEvernoteは整理しなくて良い使い方が出来るので、それは楽なのだけど、そこで文章を書いたりするには動作やUIが好きになれないので、それだけでは道具が足りないのである。だからこそ、そこにWorkflowyや他のメモの機能が欲しくなる。

高機能で強力なNotionはスマホやタブレットからだと閲覧性能が高くはないし、記入も気持ちよく出来ないのでやっぱりまだまだ依存はできない感じがする。欲しい情報にたどり着くまでが長すぎるし、記入のストレスがかなり重く感じてしまう。

メモを取るのは気分のよさ、つまりはストレスを感じさせないでシームレスにメモを取れることがとても大切なのだ。

自分にとって親の敵よりも憎い手書きであるが、それでも紙のメモが強いのは、自分の思考とゼロ秒で繋がることができるからであろう。ポケットにはいつもロディア。

そのような紙の使い勝手の良さや気軽さが、非常にUIや機能に表れているのがはやっぱりWorkflowyやiPhoneの標準メモなのである。

自分の思考がよどみなく流れていく楽しみがあるのである。

毎日のブログもメモの集積の結果

今日で1883日連続でブログを書いていることになるのですが、だいたい、ブログに書いている内容は色々なところに書いたメモの結果である。もしくは、メモをしなかったけど頭の中に残ってしまっている思考の残骸である。

だから、デフラグするように文章を書いてやらないと気持ち悪いのである。

きっと、もっと使い勝手の良いメモの装置が出てくれば、自分の文章も上手くなるだろうに。そんなことを思うのである。

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