ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

書き物を進める

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休み明けの月曜日は一番気力も充実している。

そういう日には一気に溜め込んでしまっている書き物を進めるのである。

自分の来し方行く末…

主に今書いているのは来年の予定に関すること。まあ、まだ人事も出ていないので自分の来年度の仕事は分からないのだけど、少しずつ計画や目標を整理しておかないと、結局、のんべんだらりと新しい年度が始まってしまう。

年度が改まるタイミングで自分が次年度、何をしたいのかということを文章にして、そして計画をきちんと見通すという作業をして、まとめておくということが自分にとっては重要だと感じる。

自分の仕事にどこかで要所要所で杭を打っていかないと、いくらでも流すことが出来るのがこの仕事である。安定して、60点の授業をし続けることは経験値があれば難しくないけど、より一層、磨き上げようとするとどこまでも骨が折れる仕事である。天才的に直感で80点を出し続ける人もいるのだけど、自分にそういう嗅覚はない。常に授業のネタを探して気を張っていないと、明日の授業で何を話そうかも路頭に迷うのである。

計画を立てるということは、自分の今年一年のふり返りでもある。今年で来たことを伸ばすのか、出来なかったことをふり返ってやり直すのか、そういう選択を考える時間である。

また、計画を立てると言うことは自分が何をするのかという未来の自分との約束である。やると決めたからにはどこかでちゃんと実現できるように這いずり回るのである。

何も考えないでいると時間ばかりが流れ去って仕方ない。

書くことはつらい

何も考えないで、自分の趣味の範囲で、何の責任も取らないのであれば書くという作業にそれほどの苦行感はない。

60点が取れればよいものを効率よく60点以上取っていくことは、そこまで苦労しない。多くの仕事は60点くらいの期待値だから、そこにムダに時間をかけていると、首が回らなくなるので、上手く時間を使いながら捌いていく。

しかし、こういやって自分のために、より精度を求めるような文章を書き始めると、途端に文章を書くことが苦行になる。

精緻に書かなければ行けないという意識が苦しいし、自分のムラやアラが言われなくても分かっているし、それを誤魔化して人に読んでもらっても、案の定指摘されるわで、精神的にゴリゴリと削られる。

書いたものをディフェンスすることと、人の話をちゃんと聞くことのバランスもとても難しいし、フィードバック過多に頭がパンクしそうになる。

そうして、書き直そうと思って筆が重くて止まるのである。もう見たくないという気分が立ち上がってくる。

しかし、とにかく書くしかないのである。

60点のものを出したらそれを磨き上げるのにとにかく時間をかける。スタートラインに立ってからが本当にキツいのだ。

そのキツさを知っているから、書き始めること自体も億劫になるのだけど、とにかくやるしかないと、日々、逃げそうな自分を奮い立たせて取り組むのである。

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