私大の入試が落ち着いていよいよ国公立という時期ですが、次年度の準備も並行して進めています。
資料の整理をしつつ
次年度のカリキュラムを検討しているので、それに伴って色々な資料を整理している。ScanSnapを年末に準備したのですぐに使う予定のない本をどんどん裁断してデータ化している。
その作業の過程で過去に読んだ本を手に取り、読み直すという作業を毎日していると、今だから読み直しておくと良さそうな本がいくつか見つかるのである。
特に、雑誌関係はその当時は一通り目を通しても、すぐに何かアクションを起こすというよりは先を見越した準備を意図した特集であるとすっかり内容を忘れているものである。しかし、こうやっていざ必要になるタイミングで読み直すと、はたして今だからこそ必要になるような情報が並んでいるものである。
教育科学国語教育より
例えば五年前の特集になるが
この号の特集は目次を見てもらえれば分かるが、かなりしっかりとした研究者がその当時での授業改善の提案をしている。それが今ならAmazonで300円しない…。
書いてある内容を今の時点で見ても……五年経ってもなかなか授業改善は進まないんだなぁ(遠い目)。
打って変わってこちらの中古価格はなぜか高い。
個人的にはこちらの号は小中高の実践が入っていて、授業の見通しと狙い、授業の実際、育成した資質・能力、学習評価まで細かく授業者の提案が書かれているので、授業づくりのためには役に立つだろうと思う。
こちらは最近の。
まあ、実際に動かしてみてどうなりました?という答え合わせというような位置づけとして考えて良いのではないかと感じる。
次の議論も始まる時期
まだ学習指導要領が実施されていない時期であるけど、もう既に十年後の議論が始まっている。
あくまで議論のまな板を作るようなそういう話であるが、少しずつ話がまとまり続け、気づいたら大きな変更に話が及んでいるというのが、この手の議論である。
現場の人間がこういう話を追いかけることは難しいのだけど、時々、アンテナを張っておいて、必要な時にはちゃんと声を上げる準備をしておきたい。
興味関心を日常的に持たないで、後から何かしようというのは難しい場合が多いのだ。