明日で今年度の生徒の登校日が終了です。
結局、今年もコロナに振り回された一年だったように思う。もう感染者数がある一定のラインを超えてしまうと、どうにもならないのだなぁ…と思わされる。
皮肉にもコロナの影響を受けて、オンライン授業に本腰を入れて取り組まなければならないために、ICTスキルや環境がドンドンと進んでいるとも言える。
コロナがなければあと何年環境を整えるのに時間がかかっただろうか…と思う部分はあり…。
一周が終わり…
自分はこの3月で学年の一回りが終わりである。3年間を持ち上がりで指導できるのは運がよい。
やっと後期入試まで入試が終わり、今週になって生徒とやっと落ち着いて少し話が出来る。最後の最後だけは担任のワガママで、頼むから会いに来て欲しい、少しで良いから落ち着いて話をしたいとはお願いをした。
入試の結果に振り回されて、ちゃんと話も出来ないで手放すには口惜しいくらいには、3年間を過ごした生徒には思い入れはある。
大切な宝物のようなものだから秘蔵にしておきたい気持ちもあるが、誰かに価値を見出してもらわないのも困ってしまうので、やはり手放すしかないのだと、泣く泣く別れを受け入れるのである。
4月からは完全にどこに言っても新しい環境である。
自分もゼロから挑戦しなければいけないことばかりである。同じことはしないで過ごしてきているが、やっぱり新しい人たちとまたゼロからやることは気が重い。ずいぶんと、ラクをして3年間を過ごしたと思う。
桜が咲くことが遅れて欲しい
桜が咲いてしまうと本当に4月という気分がする。
だから、この今の環境でいられるのは桜が咲くまでという気持ちがある。桜が咲ききってしまったら、もう全てを終えて次の過程に進まないといけない。
だから、まだあともう少し桜が咲くのはのんびりとしていてほしい。気持ちの踏ん切りがつくまで。
教室を片付けるのが何となく億劫なのは、やっぱりまだ明日には生徒が登校してくるんじゃないかという気持ちもあり、踏ん切りがついていないのだろう。
引っ越す先の教室が決まってしまえば、少しずつ荷物も運び出して気持ちに整理も付くのかもしれないが、今の気分では荷物もまとめないで、いつか生徒が来ていたときのままに教室がしてある。
まあ…明日で終業式になってしまったらいよいよ片付けなければならないだろう。来週の金曜日にはもう4月なのだ。それぞれ地方に行く生徒たちはさっそく旅立とうとしている。自分もいい加減、荷物をまとめないと。