職場の内外から依頼されている書き物が溜まっています…。
書くことは意志が要る
毎度のことであるけど、書くことには非常に意志が要る。
なんとなく自分に書きたいことや書けそうなことがあるから仕事を受けるのに、いざ書き物を始めようとすると遅々として筆が進まない。今の時代ならばタイピングがピタリと止まるというところか。
いやぁ…書きたいことはあるのに文章にして整えていくという作業がめちゃくちゃ気が重くなるのだ。
最後には書くしかないのだけどね。締め切りギリギリに追い詰められて…。
せっかくなら早くから書き出して試行錯誤した方が、絶対によい文章が書けるはずだし、色々な人に読んでもらって手を入れられるのにギリギリまで寝かせてしまう…というか筆が進まない。
自分の型を探す
これだけ毎日ブログに気楽に書き散らしてみても、いざ仕事で何かを書こうとするときには全く役に立たない状況である。まあ、ブログに書いていることがほぼ毎日仕事が忙しいという話しか書いていないので、そりゃあ文章力も上がらない。
過去の経験をふり返ってみると、だいたい筆がテンポよく進むのは自分にとってしっくりとくる型で文章が進むときである。
書きたい材料と書き方がしっかりと揃っているときとも言える。
厄介なことに自分の中に何が揃えばストレスなく書くことができるのかということ、これがまた把握できないのである。
国語科の教員をしているから、シンキングツールは山ほど知っている。
でも、シンキングツールを使ったところでアイデアが簡単に湧いてくるものでもないし、深掘りされるものではない。
結局は自分の中にその題材を深めて理解しようとする気持ちがないのであれば、ツールに穴埋めしてもどうにもならんのだ。
逆説的にはなるが授業の展開や構成を考えるときに、安易にシンキングツールを使いがちである。手厳しいことを言えば、最近の探究学習のテキストはシンキングツールの幕の内弁当である。
しかし、それを使ったところで本当に思考が深まっているのかは限りなく怪しいのである。
ツールの前にどれだけ書きたい、考えたい、深めたいという題材を準備できるか……自分の書き物でもそうだし生徒に何を手渡せば引き出せるのか……どちらにしてもやっぱりアイデアが出てこないで苦しむパターンだ……これ。