ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

失敗させない

観点別評価に伴って、パフォーマンス課題の重要性は色々と言われています。

しかし、本来、パフォーマンス課題は序列を付けるためにするものではないはずです。

パフォーマンスに失敗したら

パフォーマンス課題は、単元で学んだ複数の要素を複合的、統合的に扱うために生徒に与えるものである。

 

 

※最近は色々なツールとの組み合わせのパフォーマンス課題が流行のようだけど、個人的な趣味としてはシンプルに教科の内容に特化した方がよいとは思うのだよなぁ…余計なスキルによって左右されないような。

 

高校の観点別評価の議論で散々嫌になるほど聞かされて、聞かされる度にウンザリしているのが「評価に差がつかない」や「公平な評価にならない」や「そんなの意味が無い」という言葉である。

色々と言いたいことはあるが、論点を一つに絞るのであれば、「パフォーマンス課題は生徒を序列化するために行うものではない」ということである。

パフォーマンス課題は生徒の成長のための課題である。この課題に取り組めば、生徒の知識やスキルが高度に発揮されるはずだ、という願いに基づいて作成するものである。

パフォーマンス課題は精神的にも労力的にも負担は大きい。

だからこそ、生徒はその課題に失敗したら教科そのものに対するモチベーションも損なわれてしまうのである。

失敗させない

序列をつけるための評価だと思っているのであれば、生徒がパフォーマンス課題に失敗することに、稚拙なことに何も思わないで済むだろうし、下手すれば生徒にダメ出しすればよいと思っていることだろう。

しかし、生徒の長期的な成長を考えるのであれば、一つ一つのパフォーマンス課題は決して上手くやれないとしても、失敗させないという意志は必要である。

パフォーマンスを発揮する場を創ることに神経を使ったり、生徒が手応えを得られる過程を考えたり……色々な教員の配慮と準備で、パフォーマンス課題そのものに集中できる環境は創れるはずなのである。

挑戦することが出来るのは、「失敗がない」という安心感があるからである。「失敗」があるのではなく、学習者自身の「こうしたい」という試行錯誤があるのだと考えていきたいものだ…。

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