ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

教育実習でしたほうがよいこと

おそらく来週になると教育実習シーズンが始まると思われます。

今年度の実習はICTが教室に入ってきている学校が増えていたり新学習指導要領が始まっていたりと、迎え入れる側もドタバタとしている中の実習になる気がします。

それだけに実習生には何を学ぶかということを明確に学校に向かって欲しいと感じます。

優先度を間違えない

過去の教育実習を見てきて、失敗事例として最も多いと思うのが、「優先順位を間違える」ということである。

研究授業の直前になって指導案が出来ていなかったり、実習最終日になっても授業が運営できていなかったり、色々な厳しいパターンを見てきているが、どれも「何から手を付けるのか」ということを間違ったために、時間や労力を莫大に使ってしまったというパターンのように見える。

教科の内容について学力が足りなくて教えられないというパターンや教室で生徒を上手く指導できないというパターンはあまり多くなく、上手くいかない場合は「準備不足」ということが周りに一目瞭然で伝わってしまう状態に陥ることが、あからさまな「失敗」のように見える。

授業が上手くなくても、一生懸命やれば生徒もかなり協力的に授業に参加してくれるので、そこは自分なりに努力をしていれば、問題はない。まともな指導教員であれば、授業が上手くいかない点はこっそり上手く後からフォローしているものであるから、授業の巧拙はそこまで実習の失敗にはつながらない。

しかし、準備が上手くいっていないという状況は、周囲に「真剣にやっているのか?」という印象を与えてしまいがちで、かなり厳しい目で見られてしまうのである。

準備の出来不出来というものはなかなか評価がしづらいものであるが、その実習生が学校でどのような行動をしているかということは多くの教員はしっかりと見ているので「こんな授業になる前にもっとやるべきことがあったよね…」と思われてしまう部分はどうしてもある。

何から手を付けるのか…それを間違えるとかなりしんどいことになるだろうという気はしている。

常に相談を

だからこそ、指導教員に色々なことをこまめに相談した方がよいのである。実習生の状況を把握して、何を優先すべきかということの判断をして、指示を出す責任は指導教員にもあるのだ。

指導教員も自分の仕事を抱えているので、おそらくかなり忙しそうにしていることは間違えないのだが、それでも実習生は遠慮せずに相談をお願いするべきである。

指導教員が忙しそうだからといって、自分で他の仕事をやり始めてしまうと、方向性を間違える可能性が大いにあるのだ。

指導教員がどうしても捕まらないときには、同じ学年の他の先生に話を聞いたり、学校の様子などを教えてもらったりするなど、色々な備えをしておくことが自分の身を助けるのである。

一番、よくないのが子どもと一緒になって放課後になったら部活動に行ってしまって、就業時間内には二度と帰ってこない……というパターンである。部活動の指導も教員の仕事の一部ではあるが、教育実習中の優先度としては明らかに異なる。

自分の授業に対して集中してよいのが教育実習という時間なので、色々と授業のことを色々な先生に話を聞きに行くべきだ。

授業をたくさん見ましょう

授業は授業をたくさん見ることで鍛えられていく。授業を見ることをしないで授業に臨むのは、テスト勉強をしないで考査に臨むようなものである。

教育実習生から頼まれて、授業を見せることを拒絶する教員はいないだろう。多くの授業を見て、自分のスタイルがどのようなものかを考えるべきだ。もっと言うのであれば、自分の担当するクラスの授業については一通り見学して、生徒の様子をちゃんと観察するべきなのだ。

色々な授業の様子を見ることで、生徒の実態が見えてきて、何を授業するべきなのかを考えるチャンスになる。

それに自分たちの授業に付き合ってくれる相手に、無碍な対応は子どもたちだってしない。実習の研究授業に全力を尽くしたいなら、やっておきたいことなのだ。

授業のイメージをアップデートする

今年度実習にやってくる実習生達が、高校生だった頃に比べると学校の仕組みや機材、授業の方法論がコロナ禍の影響もあって、かなり大きく変化しているのも事実である。

だからこそ、実習生は自分の受けてきた授業を焼き直しするだけで実習を終えないようにして欲しいところだ。

自分が新しい授業を出来るかは別問題である。実習中の短い期間につきまとう色々な条件がある。

しかし、生徒の方が色々と変化してきているのだ。その変化をちゃんと見て、授業のスタイルも変えていかなければいけないということを、肌感覚として理解できたら最高だろうと思う。

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