ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

過大な期待はしない

2学期の終わりなので綺麗な形で終わりを迎えたいと感じる。授業でも振り返りをしっかりと取り組み、ゆっくりと自分のこれからを考えさせたい……と思うのだが、なかなか落ち着かない状況なので課題に期待してはいけない。

時間を確保しているか?

生徒にゆっくりと自分のことを考えてもらいたいと思っているのであれば、ゆっくりと十分に時間を生徒に渡さないといけない。

計画を立てさせたり、振り返りをさせたりということが、学校でかなり取り入れられるようになってきたように思うが、やることに対して充分な時間を用意しているようには思わないのである。

本来、一つ一つの教科のことや生活のことを考えるのに、生徒一人で考えていても上手くいかず、それぞれの授業で教科の専門と相談しながら計画を考えるべきなのである。

出来もしない計画を立てて、計画の仕方にフィードバックもせずに失敗させ、そして振り返りもろくにさせないので、何も得るものは無いのである。

欲張りなことを生徒に求めない

計画を生徒に立てさせるときに全教科をまんべんなく1ヶ月分くらいくらい計画を立てさせようとしがちである。

それこそ10科目を超えるような科目について、1ヶ月の学習計画を……なんてことをやらせようとするのであるが、よくよく考えてもらいたい。大人だって同時に10個もプロジェクトを回して仕事なんてしない。

学生なので授業で学ぶ教科はどれも疎かには出来ないが、完璧に全てをムラ無くコントロールしようとするのは無理がある。

成績を上げさせたいのか、計画を立てさせたいのか、目的が不明である。

「いや、自分がどれが必要なのか優先度をつける力が重要だ」という反論も聞こえてきそうだが、計画や見通しを持つ力はかなり高度な訳で、いきなりろくな指導もせずにそんな高度な見極めをさせるのは無理筋である。

期待しすぎない

小さな目標と実現可能な変化のための方法をきちんと教え、そしてこまめにフィードバックして、自分で自分をコントロールできるという感覚を身につけてもらうのが大切だと思うのだよなぁ…。

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