ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

国公立の発表が本格化する

今週から国公立大学の合否発表が本格化しますね。そして、今週末の後期試験が終了すると、いよいよ受験シーズンも終わりを迎えますね。

受験は精神的にも重い

近年は受験シーズンがかなり前倒しになっていて、年内に進路が決まるケースが少なくなくなっているが、そのような方針を取る生徒がいるのも仕方ない。実際、国公立大学の後期入試まで受験にいくということは、相当の負荷を受験生当人と、そして家庭にもかけることになるのだ。

後期の発表から一週間もすれば4月が始まってしまう。

そういうギリギリまで受験をすることのキツさに加えて、科目負担まで近年は増えているのだから、そもそも一般受験をやりきることは、大人の世代の感覚よりも遙かに辛いのだ。

人には向き不向きがある。最後まで受験することがよい経験になる……という言説は、そういう受験を生き残ってきた人の生存者バイアスである。

色々な条件の中で、自分が一番よいと思った受験ができることが大切なのだ。

やってよかったと思えるように

努力すれば報われる…なんて簡単なものではない。よく言われるが、この命題の待遇は報われないのは努力していないからだとなるため、この命題が正しいのであれば、一年の努力という選択自体が誤りという結論を導きかねないのである。

ただ…報われると言うほど積極的な意味を持たないのだとしても、「努力して良かった」と自分を納得させられるような経験はきちんとできる入試であってほしいとは願っている。

何事も「やってみないと分からない」のである。やってみたときにどういう気持ちになるのが、どういう自分がいるのか。

そういうことをちゃんと経験して、その上で「これでよかったのだ」と次の進路を選べれば良いと思うのである。

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