ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

考えを整理する

人に授業の話を聞いてもらう機会があった。

まったく国語科とは関係ない立場から国語の授業の話を聞いてもらえると、自分の持っている国語科教育のイメージと、一般の外側から見える国語の授業のこととかなりの落差があることを確認できる。

周囲から国語科教育に期待されていることはたくさん有るなぁとつくづく思う。それが「なるほど!」と思うことや共感できることはとても多い。普段、マスメディアを通じて知らされる「国語科への物言い」に対してはかなり業腹なところもあるが、丁寧に対話ができる場面においてはそういうストレスはほぼない。

忌憚なくツッコミを受けることで、改めて自分の実践の価値づけを考え直すことになるし、どういう方向性で考えていけば良いのかというヒントにもなる。

教育は教室で、一人の成果で行っているのではないのである。多くの人たちの期待を受けて、その信託に応えるように、一つ一つを丁寧に解きほぐしていきながら、何をすればよいのかを慎重に選ぶ。

自分の知識をひけらかすような、そういう授業をしたい訳ではない。入試問題を解けるようにしたいのではない。

本来、入試問題だってあまり無茶なことは書いていない場合が多いのだから、原則は真っ当に読む練習をすることで解決できる部分は大きい。入試のために…という大義名分で思考停止をしないようにしたい。自分に安易な手抜きをしない。

そういう積み重ねのために、連休で静かにものを考えることができる時間が取れるのは有り難い。

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