職員室の風景でよくみる光景。
生徒がプリントを無くしてイライラする人
授業で使っているプリントを生徒がなくして、イチイチ、コピーを行って仕事を増やしながらイライラとしている先生を毎日見ている気がする。
まあ…紙で配付していたら無くすに決まっているじゃないという感想しか出てこないのである。
なくしたものをコピーしてあげるのは親切だなあと思うのだけど、仕事を増やしてイライラしているのを見るとうーん…という感じ。イライラとするくらいなら、コピーしなければいいのでは?と、思うのである。
そして、せっかく端末を生徒が一人一台持っているのだから、そもそもデータをクラウドで共有しておいて、無くしたならば自分で責任を取らせれば良いのではないかと思うのである。自宅にプリンタがなくてもコンビニで簡単に印刷できる時代である。
クラウドを使っておけば、欠席者にも優しいのにね。
コピーして渡すならば、イライラを周りに振りまかないで欲しい。コピーしないでクラウドでどうにかするか、コピーで対応するならイライラとしないでもらいたい。
どっちつかずの対応は周囲に影響を大きく与えるのだ。
大量の回収物に苦しむ人
生徒から大量のプリントを回収して、置き場をなくして苦しんでいる人も多い。
これも…クラウドでいいじゃんと思うことは大いにある。
ペラ1枚くらいであれば、回収してざっと目を通した方が早いというケースも多いけど、例えば問題集だとか、数枚に渡るプリントなどの回収になっているのであれば、クラウドでやった方が手軽だろうに…と思うところだ。
まあ…操作が上手くないと思い通りに点検できないのは辛いところではあるのだけど、大量に、特にバラバラになりやすいプリントを集めてしまうと、生徒の提出物を無くす確率も非常に高いのである。
自分の机に置ききらないで溢れてしまうのも……あんまり職場の環境として望ましくないですよね。
クラウドで何とか出来るものは、リスク管理上も何とかした方がいいのである。
慣れから離れよう
結局、なぜクラウドでやりたがらないのかと言えば、ツールの操作などを覚えることのイニシャルコストが高いということが大きい。確かに見やすさや速度なども問題になるのだけど、それも含めて使い方を覚えていくことが重要である。しかし、そのイニシャルコストが高いのだ。
覚えることは負担である。
でもなぁ……確実に一定のスキルアップが出来れば、自分一人だけではなく周囲にもよい影響がある訳だし、そのコストは払うべきコストだと思うのです。やらない人が一人いると、永遠にやらない方にコストを払い続けるのだということも振り返っていく必要があるのではないだろうか。