こんな記事が先日出ていた。
全国学力テストねぇ……全国学力・学習状況調査が正式名称であり、この名称の差は小さくない。与える影響やインパクトの大きさを考えると、やっぱり全国学力テストと書く記事はちょっと信頼ならない。
テストと書くことによって競争を煽ることになることにもう少し敏感であってほしいのだよなぁ…。
マスコミが総じて全国学力テストというので、それを受け取る人たちは「学力テスト」なのだという発想となり、自分たちが他所比べて1点でも優れていればそれでいいのだ、劣っていたら現場がダメなのだ…そういう不毛な議論を繰り返すことになっていることが不健全であるよなぁと思うのである。
データをもう少ししっかりと眺めないといけないのだけど、ICTを使うとスコアが少しよいとか、アクティブ・ラーニング型の学びがよい成果が出ているとか、そういう誰かにとって都合の良い言説って、単なる平均値で語るにはちょっとうさんくさいのです。
あまり過剰に騒がないで、授業のヒントや授業の成果がどこにどのようにつながるかを眺めていきたいものだと毎年思うのだよ…。